2024年11月18日
子どもの歯は、大人の歯よりも柔らかく虫歯になりやすいことをご存じですか?
乳歯は永久歯が生える土台をつくる重要な役割があります。そのため、乳歯の段階からしっかりケアすることがとても大切です。今回は、子どもの歯を守るためのポイントについて分かりやすくお伝えします。
1. 乳歯のケアはいつから始めるべき?
乳歯は、生後6か月頃から生え始めます。この時期からお口の中を清潔に保つ習慣をスタートしましょう。
• 生後6か月頃~1歳半頃
乳歯が1本でも生えたら、柔らかいガーゼや専用の歯ブラシで優しく拭き取るようにケアしましょう。
• 1歳半~3歳頃
奥歯が生え始めたら、歯ブラシを使ったケアを始めます。小さな子どもには仕上げ磨きが欠かせません。毎回、必ず大人がチェックしましょう。
2. 虫歯を防ぐための食事習慣
子どもの食事やおやつの与え方も、歯の健康に大きく影響します。
• ダラダラ食べを防ぐ
食べ物を長時間口にしていると、虫歯の原因菌が活発になります。食事やおやつの時間を決め、時間内に食べ終わる習慣をつけましょう。
• 砂糖を控える
お菓子やジュースに含まれる砂糖は虫歯の大きな原因です。特に砂糖が多い炭酸飲料やキャラメル、グミなどは控えめにしましょう。
3. フッ素の活用
フッ素は歯を強くし、虫歯を予防する効果があります。
• フッ素配合の歯磨き粉
子どもの年齢に合ったフッ素濃度の歯磨き粉を使いましょう。小さな子どもには、米粒大の量で十分です。
• 歯科でのフッ素塗布
定期的に歯科医院でフッ素塗布を受けると、虫歯予防効果が高まります。目安は3~6か月に1回です。
4. 正しい歯磨き習慣をつける
歯磨きは毎日欠かせない習慣です。小さいうちは、自分で上手に磨けないことが多いので、以下のポイントを意識してください。
• 仕上げ磨きを忘れずに
6歳頃までは、大人が仕上げ磨きをすることが重要です。歯と歯の間や奥歯の溝など、磨き残しやすい部分をしっかりケアしましょう。
• 楽しい雰囲気で習慣づけ
好きなキャラクターの歯ブラシを使ったり、音楽を流したりして楽しく歯磨きする習慣を作ると、子どもが自発的に取り組みやすくなります。
5. 定期検診を受けましょう
子どもの歯の健康を守るためには、歯科医院での定期検診が欠かせません。
• 虫歯の早期発見
初期の虫歯は見た目ではわかりにくいことがあります。歯科医院で定期的にチェックを受けることで、早めに対応できます。
• 歯並びのチェック
乳歯の段階から歯並びや噛み合わせをチェックしておくことで、将来の矯正治療が必要になるかどうかがわかります。
子どもの歯を守るためには、日々のケアと食生活、そして歯科医院での定期検診が大切です。乳歯が健康であれば、永久歯も正しい位置に生えやすくなります。小さな頃からお口のケアを習慣化して、子どもの歯を一緒に守りましょう!
お子さまの歯に関するご相談や定期検診のご予約は、いつでもお気軽にお問合せください。