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指しゃぶりは歯並びに影響する?

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2025年4月28日

指しゃぶりは歯並びに影響する?

赤ちゃんによく見られる指しゃぶりは、3~4歳ぐらいまで続けていると出っ歯など歯並びに影響があるとされているため注意が必要です。
今回は、指しゃぶりが及ぼすお口への影響について詳しくご紹介します🦷

指しゃぶりはいつまでOK?

まだ乳歯しか生えていない3歳くらいまでの指しゃぶりであれば、永久歯の歯並びには影響しません。
しかし、5歳を過ぎても止められていないと顎の骨格に影響してしまうことがあり、永久歯に生え変わるときにも同じように歯並びが悪くなってしまことがあります。

4歳半~5歳までに指しゃぶりを止めることが出来れば、乳歯の歯並びが悪くなっても永久歯の歯並びは正常に戻る可能性があるため、永久前歯が生え変わる前の3歳頃から少しずつ止めるよう働きかけを始めましょう。

指しゃぶりが歯並びや口腔機能に与える7つの影響

指しゃぶりとは、指を上の歯の裏側にある「口蓋(こうがい)」という部分に押し付けるしぐさのことです。
指を吸うことで口の中の圧力が高まるので、長期間にわたると歯並びに限らず、呼吸、発音、噛む、飲み込むなどのお口の働きも正常に機能しなくなってしまう恐れがあります。

開咬とは、上下の歯を噛み合わせたとき、前歯の間に隙間が空いて噛むことのできない状態です。
指しゃぶりのときに上下の前歯で指を噛んでいるため、この隙間が出来やすくなります。

しゃぶっている指が上の前歯を持続的な力で押していることが多いため、出っ歯になってしまいます。

指を吸うと、頬の筋力で奥歯が内側に押され、上の歯列の幅が狭まります。
それによって下の歯列との大きさのバランスが崩れ、噛んだ時に前歯の中心が合わなくなります。

指しゃぶりにより上下の前歯の間に隙間が出来てしまうため、話している時にしたが突出して、舌足らずな話し方になります。
サ・タ・ラ行が上手に発音しにくくなり、唾液も飛びやすくなります。
歯並びを治したり、舌の訓練をして話し方の癖を治療する必要があります。

指しゃぶりの力は歯並びを変えるだけでなく、顎の発達にも影響します。
指しゃぶりのときに上下前歯の歯で指を噛んでいるため出っ歯になりやすく、口元が出て上唇がめくれやすくなります。
歯並びの治療だけでよい場合と、顎の骨格矯正も必要になる場合があります。

前歯でものが噛めなくなり、口を開けたままで音を立てて食べることが多くなります。
前歯の間から舌を押し出すように食べ物を飲み込むようになります。
歯並びを治療して前歯でものを噛めるようにし、舌の訓練をして飲み込む運動を正常に戻す必要があります。

出っ歯になったり前歯が嚙み合わない開咬(かいこう)になったりすると、口が閉じづらくなって常時口を開けているようになります。
口呼吸は、指しゃぶりの習慣だけでなく、鼻の疾患により鼻呼吸がしにくい場合で起こり得るため、状態によって歯科だけでなく耳鼻科での治療を推奨します。

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