2025年5月26日

来週から6月に入りもうすぐ暑い夏がやってきますね💦
夏になるとアイスやジュースなど冷たいものを普段よりたくさん食べたくなるかと思います🍦
冷たいものや甘いものを食べたり飲んだりすると歯がしみるけど虫歯ではない、という経験をした方はいますでしょうか。
その原因は実は知覚過敏や歯周病の可能性が当てはまるかもしれません。
今回は知覚過敏や歯周病の可能性をしっかりと理解し、適切な治療法や予防策を知ることで、今後の症状を改善し快適な生活を手に入れましょう!
虫歯じゃないのに歯がしみる原因

歯がしみる原因として真っ先に虫歯が思い浮かぶかもしれませんが、実はそれだけではありません。
歯がしみる原因として、知覚過敏や歯周病、そしてその他の歯の状態に関する要因が関わっていることがあります。
知覚過敏とは
知覚過敏とは、冷たい飲み物や熱い食べ物、酸味の強い食品を口にしたとき、または歯を磨いた際に一瞬鋭い痛みを感じることがあります。
この症状は、歯の外側にあるエナメル質が何らかの原因で損傷し、内部の象牙質が露出することによって起こります。
象牙質はエナメル質ほど硬くないため、外部の刺激に対して敏感です。
知覚過敏になる原因
知覚過敏は、生活習慣や歯のケア方法によって引き起こされることが多いです。
以下は代表的な原因です。
◎歯肉退縮
歯肉退縮とは、歯ぐきが後退することを指します。
加齢や不適切なブラッシング方法により、歯ぐきが徐々に下がり、歯の根元が露出してしまいます。
この部分はエナメル質で保護されていないため、知覚過敏の原因となります。
◎間違ったブラッシング方法
強い力でゴシゴシと歯を磨くことで、エナメル質が削れ、歯が敏感になります。
特に、硬い歯ブラシを使うことで歯にダメージを与え、知覚過敏を引き起こすリスクが高まります。
◎歯ぎしり・食いしばり
無意識のうちに行われる歯ぎしりやく縛りは、歯の表面に強い圧力をかけ続け、エナメル質が摩耗します。
これにより、歯が弱くなり、知覚過敏を引き起こすことがあります。
◎酸性食品の影響
日常的に酸性の食品や飲み物(例えば炭酸飲料や柑橘類)を摂取することは、歯のエナメル質を溶かし、知覚過敏の症状を引き起こす可能性があります。
酸がエナメル質にダメージを与えると、象牙質が露出し、痛みを感じやすくなります。
知覚過敏の対処法とは

知覚過敏の症状を軽減するためには、適切な対処法を行うことが大切です。
上記で挙げた原因の主な対策についてご紹介します🦷
1.歯磨き方法の改善
柔らかい歯ブラシを使用し、優しく磨くことで、歯や歯茎へのダメージを減らすことが
出来ます。
さらに、知覚過敏に対応した歯磨き粉を使用することで、痛みを軽減する効果が期待で
きます。
2.夜間のマウスピース着用
歯ぎしりや食いしばりによる知覚過敏の場合は、夜間にマウスピースを装着することが
有効です。
これにより、歯にかかる圧力を軽減し、エナメル質の損傷を防ぐことができます。
3.知覚過敏用のコーティング剤
歯科医院では、知覚過敏に対処するためのコーティング剤を塗布することができます。
これにより、象牙質を保護し、外部からの刺激を遮断することが可能です。
4.レーザーによる治療
近年では、レーザーを使用した治療も効果的です。
レーザーで象牙質を硬化させることで、痛みの原因となる刺激を遮断し、知覚過敏の症
状を和らげます。
5.偏った食生活の見直し
酸性食品を過剰に摂取することを控えることで、エナメル質が剝がれてしまうことを防
ぎます。
その他の歯がしみる原因

知覚過敏以外にも、歯がしみる原因として歯周病が挙げられます。
歯周病は歯茎や歯を支える骨に影響を与え、歯の根元が露出することで痛みを感じることがあります。
歯周病は、早期の段階で治療を行うことで進行を防ぐことができます。
歯科医院での定期的なクリーニングや、適切な歯磨き方法の指導を受けることで、歯周病のリスクを軽減することが可能です。
いかがでしたでしょうか。
日頃の口腔ケアを見直し、早期の対策を行うことで歯がしみる症状を改善し、健康な歯を維持することができます。
アイスや冷たいジュースなどを食べ飲みした後は、しっかり歯磨きを忘れずに知覚過敏、歯周病予防を心がけましょう😊✨