2025年3月17日

虫歯治療と聞いて『銀歯』を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
銀歯は、歯科医療によく使われてきた保険材料の1つで、数年前までは虫歯治療といえば銀歯が主流でした。
何らかの形で口の中に銀歯が残っている成人は全体の7~8割を占めると言われています。
しかし、欧米ではセラミックの治療が一般的であり、ドイツでは銀歯に含まれる「パラジウム」が体に与える悪影響の観点から使用禁止の勧告がされています。
銀歯のメリット
銀歯を使用する上でのメリットはもちろんあります。
①保険診療対象のため安い
日本では銀歯が保険診療の対象内なので、比較的安く銀歯を入れることができます。
3割負担であれば1本の歯に対する銀歯の治療は数千円で済みます。
②割れにくく丈夫
銀歯は薄くても割れたり欠けたりすることがほとんどありません。
壊れる可能性が低いため、安心して食事が可能です。
ただし、割れにくいものの変形はしやすいため、定期的なメンテナンスと3~5年に一度
の交換が必要になります。
銀歯のデメリット
一方で、なぜ海外では銀歯が使用されていないのか、デメリットを4つご紹介します。
①銀歯の下の歯が虫歯になりやすい
銀歯は金属なので噛む力で少しずつ変形してしまいます。
変形してできた隙間に歯垢が溜まりやすくなりますが、銀歯の下で虫歯になっているか
どうかは確認しにくく、悪化するまで虫歯を放置してしまいがちです。
このように虫歯治療をした箇所が再度虫歯になってしまうことを「2次カリエス」と呼
びます。
②見た目が目立ちやすい
白い歯の中に銀色が混ざると、虫歯があることが一目瞭然です。
さらに、銀歯から溶け出した金属イオンが歯ぐきに付着して黒ずんで見える「メタルタ
トゥー」という状態になることもあります。
メタルタトゥーが出来てしまうと、薬剤やレーザーによって歯ぐきの表面を剥がすしか
消す方法がありません。
また一度消しても口の中に金属がある限りメタルタトゥーは再発する恐れがあります。
③変形しやすく3~5年で交換が必要
メリットでも取り上げましたが、銀歯は割れにくい性質がありますがその分噛むことに
よって変形していきます。
その結果、新しく銀歯を装着した時から変形してしまい、歯との間に隙間ができやすく
なります。
また、変形した銀歯を長期間使用することで、歯の噛み合わせにも影響が出ることもあ
ります。
④金属アレルギーの原因となる可能性がある
銀歯は常に唾液にさらされいて、銀歯から金属イオンが排出されます。
金属イオンが含まれた唾液を飲み込むことで、体内に蓄積され金属アレルギーを発症す
る可能性があります。
今まで症状がなかった人でも、アレルギーは急に発症するため、注意してください。
長持ちするセラミックがオススメ

銀歯の下が虫歯になっても、また治療をやりなおせばいいと考える方もいますが、治療を繰り返す度に虫歯になったところを削るので、3度くらい繰り返すと神経を抜かなければならなくなってしまいます。
最近は保険でもプラスチックとセラミックを混ぜた白い歯を選べるようになりました。
ただし柔らかいため、大きく歯を削る必要があります。
また、大きく荷重がかかるとたわんで脱離したり破折したりすることがあり、神経を抜く治療が必要になることもあります。
そこで当院では、身体に優しくて長持ちし、白くてきれいなジルコニアなどのセラミック治療をオススメしています✨
自由診療になりますが長持ちするので、長い目で見れば保険診療を繰り返すよりも生涯の保険治療費が安くなる可能性もあります。
順番に銀歯をセラミックに付け替えていくことも可能ですので、お気軽にご相談ください😊