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酸蝕歯は治るもの?

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2025年3月03日

酸蝕歯は治るもの?

3月4日は酸蝕歯の日です🦷
酸蝕歯とは、歯の表面を覆うエナメル質が酸の影響で溶けている状態です。
虫歯菌が作る酸で歯が溶ける虫歯と違うのは、私たちが日常的に摂取している飲食物の酸が原因です。(ワイン、果物、果実酢、酢…etc)
歯は酸に溶ける性質があるため、酸が歯に触れると唾液の中和作用が働きますが、酸で歯が溶けるスピードが唾液の中和作用を上回ると、歯が溶けてエナメル質が薄くなり、酸蝕歯が進行してしまうのです。

溶けた歯はもとに戻らないため、今回はどのように酸蝕歯になっていくのか、進行させないための処置で悪化を防ぐ予防方法や酸蝕歯の治療の進め方についてご説明します!

酸蝕歯の初期症状

酸蝕歯の初期症状には、以下のようなものがあります。

◎歯の先が透けて見える
 酸蝕歯になると歯を覆うエナメル質が薄くなります。
 エナメル質は半透明のため、薄くなるとどんどん透明に近い色になっていき、
 歯の先が透けて見えるようになります。

◎冷たいものや熱いものがしみる
 知覚過敏のような症状で、歯が薄くなることで、歯の神経に刺激が伝わりやす
 くなることが原因です。
 酸蝕歯が重症化すると、知覚過敏も重症化する傾向があります。

◎歯が黄色く見える
 歯は表面から、エナメル質、象牙質、歯の神経の3層構造になっており、歯の
 色は黄色い象牙質の色が、半透明なエナメル質を通してどのくらい見えるかに
 よって決まります。

 つまり、酸蝕歯でエナメル質が薄くなると、黄色い象牙質の色が見えやすくな
 るので、歯が黄色く見えるのです。

 酸蝕歯が進行すると歯が黄色くなるだけでなく、歯の表面に窪みができて茶色
 く変色することもあります。

◎歯の角が丸く見える
 歯が溶けているので、歯の角がなくなって丸く見えることがあります。
 酸蝕歯が進行すると、歯の形が変わって被せ物や詰め物が外れてしまうことも
 あります。

酸蝕歯の治し方

酸蝕歯が進行して歯がこれ以上薄くならないように、歯質強化作用のある歯磨き粉を取り入れたり、歯科医院でフッ素塗布を行ったりします。

フッ素は、歯の再石灰化の促進により、唾液中に溶けだした歯の成分を戻す作用や、エナメル質を産に溶けにくい状態に変化させる作用を持っています。
歯科医院でフッ素塗布を行うと、市販の歯磨き粉に含まれるフッ素よりも濃い濃度のフッ素を使用できるので、高い効果が期待できます!

また、重度の酸蝕歯で、歯に茶色い窪みができたり、欠けたりしている場合は、虫歯治療と同じように詰め物や被せ物の治療をします。
詳しい治療費用については下記リンクをご参照ください♪
料金表


酸性度の高い食べ物や飲み物をダラダラ食べないように心がけ、日ごろのセルフケアに歯質強化作用のある歯磨き粉を取り入れ、予防をしましょう🦷

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