2025年2月07日

みなさんは、ホワイトスポットという言葉を聞いたことがありますか?前歯によくみられるので人によっては見た目が気になる方がいるかもしれません。
歯に出来た白い斑点模様…これらをホワイトスポットといいます。
では、なぜホワイトスポットができてしまうのでしょうか?
1.初期う蝕
歯の表面からミネラル分が溶けだす「脱灰(だっかい)」という状態になると、歯は光沢を失って白くにごり始めます。この白い部分はカルシウムが溶け出た状態で脆くなっていて艶がなく、強くこすると表面が剥がれて茶色い虫歯が出てきます。
エナメル質が十分に残っている場合はカルシウムが再沈着することで改善する場合があります。
2.エナメル質形成不全症
これは主に遺伝や生まれつきの病気・幼少期に発熱や栄養障害によって歯の表面の「エナメル質」が正常に形成されない病気のために出来るもので、白い斑点(ホワイトスポット)もしくは茶色の斑点(ブラウンスポット)と呼ばれたりします。エナメル質形成不全の場合、初期のむし歯と違って、再石灰化による治癒は期待出来ません。
ホワイトスポットは自然治癒するこはないので、気になるようなら一度歯科医院を受診してみてはいかがでしょう?
