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歯ブラシだけで大丈夫? フロス・歯間ブラシ併用の効果を徹底解説

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2026年1月12日

歯ブラシだけで大丈夫? フロス・歯間ブラシ併用の効果を徹底解説

(歯科衛生士のある日の日誌)

はじめに

皆さんは歯間ブラシやデンタルフロスを使用されていますか?

毎日の歯磨きはむし歯や歯周病を防ぐための基本ですが、歯と歯の間(隣接面)や歯ぐき付近のプラーク(歯垢)は、歯ブラシだけでは落とし切れません。

これが、むし歯や歯周病の大きな原因になります。

歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシを併用することで、より効果的にプラークを取り除ける可能性があります。

今回のコラムでは、「プラーク除去率(汚れをどれだけ除去できているかの率)」を中心に、出血、歯肉炎、むし歯のリスクなどを比較し、どのようにケアを進めるべきかを詳しく解説します。

プラーク除去率(どれだけプラークを落とせるか)

①歯ブラシのみでの除去率

歯ブラシで除去できるプラークは部位によって異なり、全体の約50〜70%程度とされています。

歯の表面や噛み合わせの部分は落としやすいですが、歯と歯の間の隣接面や歯ぐきの近くは取り残されがちです。

②歯ブラシ+フロスの効果

フロスを追加すると歯肉炎の改善が見られることがありますが、プラーク除去率については一貫して大きな数値上の効果は確認されていません。

しかし、フロスを正しく使うことで、プラーク除去率をさらに数%〜20%程度増やすことができる場合もあります。

③歯ブラシ+歯間ブラシの効果

歯間ブラシを併用すると、プラーク量や出血がフロスよりも安定して改善されやすいと報告されています。

特に、隙間のある歯間では歯間ブラシの効果が高く、プラーク除去率が10〜40%向上する可能性があります。

ただし、厳密にはフロスと歯間ブラシでは、掃除している部分が違います。

フロスが歯と歯の接触している部分を清掃するのに対し、歯間ブラシは歯と歯の間の接触していない部分を清掃しているのです。

また、歯間ブラシは歯と歯が接触していない部分の空隙が十分にないと通らないケースもあります。

空隙の大きさにあった大きさの歯間ブラシを適切に使用しましょう。

歯ぐきの出血(歯肉出血)・歯肉炎の改善

①フロスの効果

フロス併用により、歯肉炎の指標の一つである「出血」がわずかに改善することが示されていますが、臨床的には改善が小さいことも多いです。

②歯間ブラシの効果

歯間ブラシによる出血や歯肉炎の改善がフロスよりも良好であるとされています。

これは、歯間にプラークが溜まりやすい方に特に効果的です。

フロスは接触部の汚れ、歯間ブラシは空隙部の汚れなので、ちょうどプラークが溜まるところを清掃するので、データ上は効果が高くなってます。

歯周ポケット(ポケット深さ)・歯周病進行の予防

家庭でのケアによるポケット深さの改善は短期的には難しいものの、長期的にプラーク量や炎症が減少すれば、歯周病のリスクを軽減できると言われています。

歯間ブラシでもフロスでも、補助清掃器具を用いることで炎症を抑えることができ、ポケット深さが進行するのを防げることができます。

むし歯のリスク(特に隣接面のう蝕)

歯と歯の間にできるむし歯は、プラークが残りやすい場所に発生します。フロスや歯間ブラシによって隣接面のプラークを減らすことで、むし歯リスクを低下させることが期待されますが、長期的に使用してこそ意味のあるものです。

日々の継続が大切なので、毎日しっかり使用しましょう。

(時々使ってる…では、効果は激減します。)

フロスと歯間ブラシどちらを選ぶべきか – 実用的な選び方

①歯並びが整っている(狭い隙間)人

⚫︎おすすめ道具:デンタルフロス

⚫︎使用法

ワックス付きのフロス(滑りが良くて扱いやすい)や、フロスホルダー(糸ようじタイプ)を使うと良いでしょう。

使い方を歯科で確認してもらうことも大切です。

②歯間に隙間がある(ブリッジやインプラントがある、歯茎が下がっている)人

⚫︎おすすめ道具:歯間ブラシ

⚫︎使用法

サイズを確認して自分に合ったものを選ぶことが重要です。

小さすぎると汚れを取り切れず、大きすぎると歯ぐきを傷める可能性があります。

歯科でサイズを確認してもらうのをおすすめします。

③両方を併用する人

⚫︎実践ポイント

結局のところ部位ごとに使い分けると1番効果的です。

例えば、前歯はフロスを使い、奥歯や隙間のある部分には歯間ブラシを使うなど、状況に応じて道具を選ぶのが良いでしょう。

出血がある時の注意点

歯ぐきの出血は炎症のサインです。

出血が続く場合でも、やさしく続けることが大切です。むしろ出血があるといって磨かないと、より腫れてしまいます。

しかし、痛みが強い、膿が出る、口臭が気になる場合は早めに歯科を受診してください。

まとめ

歯ブラシだけでは隣接面のプラークを完全に落とすことは難しいため、デンタルフロスや歯間ブラシを正しく使用することで、より健康的な口腔内を保つことができます。

自分に合った道具を選び、正しい使い方を習慣化することが、歯と歯ぐきの健康を守る鍵になります。

毎日1回、就寝前に補助清掃器具を用いた徹底的なケアを行うよう心がけてみてください。

フロスはやさしく通してあげ、歯間ブラシは無理に押し込まず優しく使うようにしてください。

歯科で正しいサイズや使用法を確認してもらうことも大切です。

日々の口腔ケアを見直し、健康な歯を維持するために、今回の内容をぜひ参考にしてみてください。

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