2024年12月09日
「仕上げ磨きって、何歳まで必要なの?」と疑問に思う親御さんは多いかもしれません。子どもが自分で歯を磨けるようになると、「そろそろ仕上げ磨きは卒業かな?」と考えてしまうものです。しかし、仕上げ磨きは子どもの歯を守るために非常に大切です。今回は、仕上げ磨きの必要性と、何歳まで続けるべきかについて分かりやすくお伝えします。
仕上げ磨きって何?なぜ必要?
仕上げ磨きとは、子どもが自分で歯磨きをした後に、親がサポートして磨き残しをなくすためのケアです。子どもはまだ歯磨きの技術が未熟で、磨き残しが多くなりがちです。そのため、仕上げ磨きによって、虫歯や歯肉炎を防ぎ、健康な歯を維持することができます。
仕上げ磨きは何歳まで続ける?
一般的に、仕上げ磨きは10歳〜12歳ごろまで続けるのが理想です。その理由は、小学校高学年頃まで子どもの手先の器用さが完全には発達していないため、どうしても磨き残しが出てしまうからです。
特に、6歳から12歳の時期は、乳歯から永久歯へと生え変わる大切な時期です。この時期にしっかり仕上げ磨きをすることで、将来的な虫歯や歯並びの問題を防ぐことができます。
年齢別の仕上げ磨きのポイント
1. 3〜5歳
• 自分で磨く習慣をつける:最初は自分で歯磨きをさせ、その後に親が仕上げ磨きをしましょう。
• 時間をかけすぎない:子どもが飽きないように、1回2〜3分を目安に行います。
2. 6〜9歳
• 奥歯や生え変わり途中の歯に注意:特に奥歯や、グラグラしている歯は磨き残しが多くなります。
• フロスの併用:歯と歯の間もきれいにするため、フロスを使う習慣をつけましょう。
3. 10〜12歳
• 徐々に自分で完璧に磨けるように:自分で丁寧に磨けているかチェックし、必要に応じて仕上げ磨きを続けましょう。
• 声かけと確認:しっかり磨けているか、「ちゃんと磨けた?」と確認しながら進めましょう。
仕上げ磨きのコツ
1. 優しく磨く
力を入れすぎず、歯ブラシを小刻みに動かしましょう。
2. お子さんのリラックスできる姿勢
寝かせる、膝に頭を乗せるなど、磨きやすい姿勢を見つけましょう。
3. 楽しい雰囲気を作る
「きれいに磨けたね!」と褒めたり、歯磨きの歌を使ったりすると続けやすくなります。
仕上げ磨きで大切な歯を守ろう!
仕上げ磨きは、子どもの歯を守るための大切な習慣です。少なくとも10歳〜12歳頃までは続け、しっかりとサポートしてあげましょう。子どもの健康な歯は、毎日の仕上げ磨きの積み重ねで守られます。親子で楽しく歯磨きを続け、将来も美しい歯と笑顔を保ちましょう!