2024年10月15日
歯周病とは、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患で、歯ぐきが赤く腫れたり、歯を支える骨がとけて歯が抜けてしまう病気です。磨き残しがあると、歯垢(プラーク)の中の細菌が歯周ポケットに侵入し炎症を起こします。また、歯ぎしりや補綴物の不適、精神的ストレスや肉体的疲労、全身疾患や体質的遺伝も歯周病を進行させる要因です。
歯周病は大きく、「歯肉炎」「歯周炎」の2つに分けることができます。
歯肉炎は、歯ぐきだけの炎症で、歯磨きをすると血が出たり、歯ぐきが少し赤く腫れてたりします。歯周炎は軽度、中等度、重度と3段階に分かれます。初めは、歯ぐきの腫れや出血、むずがゆさといった症状が見られます。次第に、膿が出たり、口臭、歯がグラグラするといった症状が現れます。
歯周病は進行すると歯が抜けてしまい、食生活や社会生活に影響を及ぼします。日本人の40歳以上の約8割が歯周病に罹患していると言われています。むし歯は症状が進行すると痛みが起こりますが、歯周病の場合は痛みのないまま進行し歯ぐきからの出血や歯の動揺で気がつきます。
当院では、内覧会で好評だった3DレントゲンのCTを無料で撮影しています。2Dレントゲンに比べ、歯の骨の状態までしっかりと立体的に確認することが可能です。また、歯周病の検査や歯磨き指導、歯石除去、PMTC(プロによる機械を用いて行うクリーニング)を受けて、ご自身の口腔内の状態をチェックしてみましょう。(全て保険診療で可能です)