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「なぜ歯周病菌はきれいに歯磨きしても口の中にいるの?」

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2024年11月04日

「なぜ歯周病菌はきれいに歯磨きしても口の中にいるの?」

どんなに丁寧に歯磨きしても、実は歯周病菌がゼロになることはありません。その理由は、歯周病菌が口の中で「自然に存在している常在菌の一部」だからです。口腔内には約700種類以上の細菌が住んでいて、その中には悪さをする細菌もいれば、健康に役立つ細菌もいます。歯周病菌はこの中の「悪玉菌」と呼ばれる存在ですが、唾液や歯ぐきの間など、さまざまな場所に潜んでいるため、完全に取り除くことは難しいのです。

歯周病菌は歯ぐきの奥深くに潜む

歯周病菌は歯の表面だけでなく、歯と歯ぐきの間にある「歯周ポケット」に潜んでいます。特に、歯ブラシの毛先が届きにくい場所を好むため、歯ぐきの奥深くに定着してしまうことが多いです。この場所では細菌が増えやすく、毎日の歯磨きだけでは十分に取り除けないことがあります。

細菌の「バイオフィルム」で守られている

さらに、歯周病菌は「バイオフィルム」という保護膜を作り、他の細菌と一緒にかたまりになって歯にこびりつきます。このバイオフィルムは水や歯磨き粉では落ちにくく、強い粘着力で歯に固着するため、日常のケアでは完全に取り除くことが難しいのです。このため、歯石として硬くなる前に、歯科医院でのプロフェッショナルクリーニングが必要です。

健康を守るために「菌のバランス」を整えることが大切

完全に細菌を取り除くのではなく、歯周病菌が増えすぎないようにすることが大切です。毎日の歯磨きに加えて、フロスや歯間ブラシで歯と歯の間の歯垢を除去することが効果的です。また、定期的に歯科医院での検診とクリーニングを受け、歯周ポケットの深さや歯周病菌の増殖をチェックすることで、口腔内の健康を保つことができます。

歯周病菌は常に口の中に存在しますが、正しいケアを続けることで、そのリスクをコントロールし、健康な歯ぐきを保つことができます♪

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