歯の健康と腸内フローラの関係について|広島市中区立町の歯医者(紙屋町、八丁堀、袋町からすぐ)|ブランデンタルクリニック|土曜日、日曜日、祝日診療

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歯の健康と腸内フローラの関係について

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2024年11月26日

「歯の健康」と「腸内フローラ」というと、あまり関係がないように思えるかもしれません。しかし、実はこの2つには密接なつながりがあります。口腔内の環境と腸内環境は、お互いに影響を与え合うことが研究で明らかになっています。今回は、その関係について分かりやすく解説します。

1. 腸内フローラとは?

腸内フローラとは、腸内に生息する約1,000種類、100兆個以上の細菌の集合体を指します。これらの細菌は「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」に分けられ、腸内の環境を整えたり、健康を支えたりしています。

善玉菌: 腸内環境を整え、免疫力を高めます(例: 乳酸菌、ビフィズス菌)。

悪玉菌: 有害物質を生成し、腸内環境を悪化させます。

日和見菌: 善玉菌と悪玉菌の優勢によってどちらにも加担します。

腸内フローラが整うと、免疫機能が向上し、全身の健康がサポートされます。

2. 口腔内の環境と腸内フローラのつながり

(1) 唾液を介した影響

唾液は食べ物とともに飲み込まれ、腸へ運ばれます。もし口腔内にむし歯菌や歯周病菌が多い場合、それらが腸内環境に悪影響を及ぼす可能性があります。

(2) 炎症が全身に広がるリスク

歯周病などの口腔内トラブルがあると、炎症を引き起こす物質が血液を通じて全身に影響を与えることがあります。腸もその影響を受け、腸内フローラのバランスが崩れる場合があります。

(3) 腸内環境の悪化が口腔内に影響

逆に、腸内フローラが乱れると、全身の免疫力が低下し、口腔内の細菌バランスも崩れることがあります。これがむし歯や歯周病のリスクを高める要因になるのです。

3. 腸内フローラを整えることが歯の健康を守るカギに

(1) 食事の工夫

善玉菌を増やす食品: ヨーグルト、キムチ、納豆などの発酵食品を積極的に取り入れましょう。

食物繊維を摂取: 野菜、果物、全粒穀物などの食物繊維は、腸内で善玉菌のエサになります。

糖分を控える: 甘いお菓子や飲み物は悪玉菌を増やし、腸内環境を乱します。また、むし歯の原因にもなるため、適度に控えましょう。

(2) ストレスを減らす

ストレスは腸内フローラに悪影響を与えます。リラックスする時間を作り、心身ともに健康を保つことが大切です。

(3) 定期的な運動

適度な運動は腸の働きを活性化し、腸内フローラを整える効果があります。また、全身の血流が良くなることで、歯ぐきの健康維持にも役立ちます。

4. 当院からのアドバイス

歯の健康を守るためには、口腔ケアと全身の健康管理が欠かせません。当院では、歯周病やむし歯の予防に加え、生活習慣に関するアドバイスも行っています。お口と体の健康をトータルで考え、患者様が安心して治療を受けられる環境を整えています。

口腔内の健康と腸内フローラは、お互いに影響を及ぼし合う重要な関係にあります。腸内環境を整えることで、歯の健康が守られるだけでなく、全身の健康も向上します。歯磨きや定期検診とともに、食事や生活習慣の改善にも取り組んでみてはいかがでしょうか?

疑問や不安があれば、ぜひお気軽に当院にご相談ください。歯も体も健康でいられるよう、サポートいたします!

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