2024年11月08日
「噛み合わせが悪いと歯周病になりやすい」という話を聞いたことはありますか?実は、噛み合わせと歯周病は密接に関係しています。
噛み合わせが悪いと、歯や歯茎に不自然な力がかかり、特定の歯や歯茎に負担が集中します。この負担が積み重なると、その部分が弱くなり、歯周病が進行しやすくなります。また、噛み合わせが悪いと、歯と歯の間に汚れがたまりやすくなり、歯周病の原因となる細菌の増殖を招きやすくなるのです。
さらに、歯周病は進行しても痛みを感じにくいため、気づかないうちに進行してしまうことが多い病気です。放置すると、歯を失う原因にもなりかねません。そこで、噛み合わせが気になる方や、歯周病の予防に力を入れたい方は、定期的な検診を受けてチェックしてもらうことをおすすめします。
不正咬合による歯周病悪化する原因まとめ
1. 不均等な力の分配
不正咬合では、歯が正しく噛み合わないため、噛む力が特定の歯に集中します。また、一部の歯が噛むときや歯ぎしりのときにに先に当たる感覚などがあります。この不均等な力が歯や歯周組織にストレスを与え、炎症を引き起こすことがあります。
2. プラークの蓄積
不正咬合により、歯の間や歯と歯茎の境目に食べ物やプラークがたまりやすくなります。
これが歯周病の原因となるバイ菌の繁殖を起こりやすくし、歯周組織の炎症を引き起こしてしまいます。
3. 歯周組織への影響
噛み合わせが悪いと、歯周組織にかかる圧力が不均一になり、血流が悪くなることがあります。
これにより、歯周組織の健康が損なわれ、局所の免疫力が低下し、感染に対する抵抗力が弱まります。
4. 歯の移動
不正咬合があると、歯が徐々に移動し、歯並びがさらに悪化することがあります。
これにより、歯と歯の間に更に隙間ができ、プラークがたまりやすくなります。
5. 口腔衛生の困難
不正咬合によって歯が重なり合ったり、隙間ができたりすると、ブラッシングやフロスが難しくなります。
これにより、口腔内の清掃が不十分になり、歯周病のリスクが高まります。
以上のようなこれらの要因が組み合わさることで、不正咬合の人は歯周病になりやすくなります。
噛み合わせを改善することで、歯周病のリスクを減らし、健康な歯を守り続けることができるかもしれません。この機会に、ぜひご相談ください♪