2024年11月04日
「寝ているときに歯ぎしりしていると言われた…」そんな経験がある方は少なくないかもしれませんが、実は「歯ぎしり」にはいくつかの種類があるんです。それぞれが歯や顎に与える影響が異なり、対策方法も少しずつ変わってきます。では、自分の歯ぎしりがどのタイプなのか、確認してみましょう!
1. グラインディング(歯ぎしり)
典型的な歯ぎしりのイメージがこの「グラインディング」。上下の歯をギリギリとこすり合わせる動きで、寝ている間に無意識に起こることが多いです。歯がすり減り、歯のエナメル質が傷つく原因になります。顎関節にも大きな負担をかけるため、慢性的な顎の痛みや頭痛につながることもあります。
2. クレンチング(食いしばり)
グラインディングが「こする動き」であるのに対し、「クレンチング」はただ強く上下の歯を噛みしめるタイプの歯ぎしりです。これも無意識に起こることが多く、特にストレスや緊張が原因で発生しやすいとされています。クレンチングは顎の筋肉に強い力をかけ、歯や顎に痛みを引き起こすことがあります。
3. タッピング(カチカチと音を立てるタイプ)
あまり一般的ではありませんが、「タッピング」と呼ばれる歯ぎしりもあります。これは上下の歯をカチカチと素早くぶつける動きが特徴です。歯の摩耗や顎への負担は他のタイプより少ないものの、音が大きいため周囲に気づかれやすく、睡眠の質を下げることもあります。
歯ぎしりが及ぼす影響と対策
歯ぎしりの種類に関わらず、歯や顎にかかる負担は大きく、放置すると歯のすり減りや亀裂、顎の痛みといった症状を引き起こす可能性があります。対策としては、歯科医院でナイトガードを作成するのが効果的です。ナイトガードを装着することで、寝ている間の歯ぎしりから歯を守り、顎への負担を軽減することができます。
歯ぎしりの自覚がなくてもチェックが大事!
自分では気づかないうちに歯ぎしりをしている人も多くいます。歯ぎしりが気になる方や、朝起きたときに顎が疲れていると感じる方は、一度歯科医院で相談してみてください。歯ぎしりのタイプを知り、適切なケアで歯と顎を守りましょう!