2024年12月08日
お子さまの学校検診で「虫歯があります」と言われたけれど、忙しくてそのままにしていませんか?
「痛がっていないから大丈夫かな?」と思って放置すると、虫歯は知らないうちに進行してしまうことがあります。
今回は、学校検診で虫歯を指摘されたときの注意点や、放置することで起こるリスクについてお伝えします。
学校検診はあくまで「スクリーニング」
学校での歯科検診は、短い時間でお口の状態を確認する「スクリーニング(一次検査)」です。
精密な検査ではないため、細かい部分まで診断するのは難しいですが、虫歯や歯並びの異常が「ある程度見つかる」ことが目的です。
学校検診で「虫歯あり」と指摘されたら、放置せずに必ず歯科医院での詳しい検査を受けましょう!
虫歯を放置するとどうなる?
1. 虫歯が進行し、痛みが出る
• 初期の虫歯は痛みがなく、子ども自身も気づかないことが多いです。しかし、放置して進行すると、痛みやしみる症状が現れます。
2. 歯がボロボロになり、治療が難しくなる
• 虫歯が神経まで達すると、治療が大掛かりになり、抜歯が必要になることも。子どもの歯(乳歯)は、大人の歯(永久歯)よりも進行が早いため注意が必要です。
3. 永久歯に悪影響が出る
• 乳歯の虫歯を放置すると、その下に控えている永久歯が正しく生えなかったり、変色や形が悪くなることがあります。
4. 歯並びや噛み合わせに影響する
• 乳歯が早く抜けてしまうと、周りの歯が移動してしまい、歯並びや噛み合わせが悪くなることがあります。
早めに受診するメリット
1. 痛みの少ない治療ができる
• 初期の虫歯であれば、削る量が少なく、治療時間も短くて済みます。
2. 永久歯への影響を防ぐ
• 乳歯の虫歯をしっかり治すことで、永久歯の健康を守れます。
3. 虫歯予防ができる
• 歯科医院での検診で、虫歯の早期発見や予防処置(フッ素塗布やシーラント)が受けられます。
こんなサインに注意!
お子さまが次のような様子を見せたら、虫歯が進行している可能性があります。
• 食べ物や飲み物をしみると嫌がる
• 冷たいものや熱いものを痛がる
• 歯を触ると痛いと言う
• 口臭が強くなる
• 食事のときに片方だけで噛む
早めの受診で健康な歯を守りましょう!
学校検診で虫歯を指摘されたら、「痛くないから大丈夫」と油断せず、早めに歯科医院を受診しましょう。
虫歯の進行を防ぎ、お子さまの大切な歯を守るために、定期的な検診と正しいケアが大切です。
当院では、お子さまの虫歯治療や予防ケアを行っています。気になることがあれば、お気軽にご相談ください!