2024年11月08日
「毎日きちんと歯磨きをしているのに、どうして虫歯になってしまうの?」と疑問に思ったことはありませんか?実は、虫歯ができやすい“場所”を知っておくと、予防にも役立ちます。ここでは、特に注意したい虫歯ができやすい場所をご紹介します。
成人の場合
1. 奥歯の溝
奥歯の表面には、細かい溝がたくさんあります。この溝に食べ物のカスや細菌がたまりやすく、歯ブラシの毛先が届きにくいため、虫歯ができやすい場所です。
フッ素入りの歯磨き粉や、定期的なプロフェッショナルクリーニングが効果的です。
2. 歯と歯の間
歯と歯の間は、歯ブラシだけでは届きにくいため、汚れが残りやすい場所です。このため、歯と歯の間から虫歯ができるケースがよくあります。デンタルフロスや歯間ブラシを使って、しっかりケアすることが大切です。
3. 歯と歯茎の境目
歯と歯茎の境目も、プラークがたまりやすく虫歯ができやすい場所です。この部分は磨き残しやすいため、意識して磨くことが虫歯予防につながります。
4. 奥歯の歯の側面
奥歯の歯の側面も非常に磨き残しが多い部分です。
実は奥歯の側面にも歯の溝がありプラークがたまりやすく虫歯ができやすい場所です。
横磨きされているかたは磨き残しがちです。
意識して縦磨きしてください。
小児の場合
1. 乳幼児(0〜2歳):
主に上顎の前歯(特に上前歯)に虫歯ができやすいです。これは、哺乳瓶を使っている時期に甘い飲み物を摂取することが多いためです。
2. 幼児(3〜5歳):
上前歯に加えて、奥歯(特に第一乳臼歯)にも虫歯が見られることが増えます。この時期は、固形食が増え、歯の間に食べ物が詰まりやすくなるためです。
3. 学童期(6〜12歳):
永久歯が生え始める時期で、特に第一大臼歯(6歳臼歯)や第二大臼歯(12歳臼歯)が虫歯になりやすいです。また、歯の間や咬合面も虫歯のリスクが高まります。
4. 思春期(12歳以上):
永久歯がほぼ生え揃い、特に奥歯や歯の間に虫歯ができやすくなります。食生活や口腔衛生の管理が重要になります。
毎日のケアをちょっと工夫するだけで、虫歯のリスクをぐっと減らすことができます。気になる部分があれば、歯科医院でのクリーニングやケアのアドバイスもおすすめです。私たちと一緒に、健康な歯を守りましょう!