2024年11月11日
授乳中でも歯科治療は受けられますが、お母さんや赤ちゃんの安全のためにいくつか気をつけるポイントがあります。治療を受ける前に、ぜひご確認ください。
1. 麻酔について
授乳中の麻酔使用は、一般的に問題ないとされていますが、心配な場合は治療前に歯科医に伝えておきましょう。局所麻酔は体内で分解されやすく、母乳への影響はほとんどないとされています。どうしても不安な場合は、麻酔を使った治療の後、1〜2回の授乳を避けることも検討できます。
2. 鎮痛剤・抗生物質の使用
授乳中でも使用できる鎮痛剤や抗生物質がありますが、薬を処方される際には必ず授乳中であることを伝えましょう。歯科医が安全な薬を選んで処方してくれるので、無理に我慢せずに痛みや感染を抑えましょう。
逆に痛みがありながら治療すると、母乳の味が変わってしまうこともあるんです。
3. レントゲン撮影
歯のレントゲン撮影も授乳中に問題はありません。レントゲンは口元にのみ当てるもので、体や母乳に影響を与える放射線量は極めて低く、安全です。念のため、防護エプロンを着用することでより安心して撮影できます。
また、歯科のレントゲンは以下に比べてかなり被曝量が低くなっています。
4. 治療のタイミング
急を要さない治療であれば、授乳期が落ち着いてから治療をすることも選択肢の一つです。気になる症状があれば、まずは診察を受け、治療の必要性やタイミングについて歯科医と相談してみましょう。
5. 心配なことは相談を
授乳中の体調やホルモンバランスの変化(特に女性ホルモン)により、歯ぐきが敏感になりやすい時期でもあります。
不安があれば、些細なことでも歯科医師や歯科衛生士に相談してください。安全で安心な治療が受けられるようサポートします。
授乳中でも安心して治療を受けていただけるよう、私たちもお手伝いします。どうぞご安心ください。