2024年11月04日
毎日の何気ない習慣が、実は歯並びに影響しているかもしれません。歯並びが悪くなる原因は、遺伝だけではなく、大人と子どもそれぞれの“クセ”も大きく関わっています。では、大人と子どもでどんな習慣が歯並びに影響しているのでしょうか?
大人編:あなたの歯並びを崩す可能性がある習慣
- うつ伏せ寝や片側だけでの寝返り
うつ伏せ寝や横向きで長時間寝ると、顔や顎に圧力がかかり、歯に負担がかかります。特に片側だけに重みがかかる寝方は、顔や歯のバランスに影響を与える可能性があります。 - 頬杖や片側での咀嚼(かむこと)
デスクワーク中につい頬杖をついたり、片側だけで物を噛むクセは、顎や歯並びに悪影響を与える原因です。左右のバランスが崩れると、歯並びが変化してしまうことがあります。 - ストレスによる歯ぎしり・食いしばり
知らないうちに歯を強く食いしばったり、夜間に歯ぎしりをしている人も多いです。これが長期にわたると歯並びが押されて変形するだけでなく、歯自体の健康にも悪影響を与えます。
子ども編:歯並びが悪くなりやすい習慣
- 指しゃぶりや舌の癖
特に小さいころに続けてしまう指しゃぶりや舌で歯を押すクセは、歯並びに影響しやすい習慣です。歯に圧力がかかり、前歯が出っ張る「出っ歯」や、歯が隙間なく並ぶ「叢生(そうせい)」の原因になることがあります。 - 口呼吸
口呼吸が習慣になると、舌の位置が下がり、口の中や顎が正しく発育しないことがあります。これにより、歯並びが乱れる原因にもなるので、特に寝ている間の呼吸習慣には気をつけたいポイントです。 - 柔らかい食べ物ばかり食べる
成長期に硬い食べ物を噛む機会が少ないと、顎の発達が遅れることがあります。顎の成長が不十分だと、歯が並ぶスペースが不足し、歯並びが悪くなる原因となるのです。
歯並びを整えるためには早めの対策を
歯並びが悪くなる習慣は、日々の小さな行動に潜んでいます。歯並びに悩む方は、一度生活習慣を見直してみましょう。また、定期的な歯科検診を受けることで、早めに問題に気づき、矯正治療などで改善することが可能です。
何気ない日常の“クセ”を見直すことで、健康的で美しい歯並びを守っていきましょう!