2024年11月17日
毎日使う歯ブラシですが、正しい使い方を意識していますか?歯ブラシの当て方ひとつで、虫歯や歯周病の予防効果が大きく変わります。今日は、正しい歯ブラシの当て方について分かりやすくお伝えします!
1. 歯ブラシは「45度の角度」で当てるのがポイント!歯の表面は「90度」で当てる
歯と歯ぐきの境目(歯周ポケット)に汚れが溜まりやすいのをご存じですか?この部分をしっかり掃除するには、歯ブラシを歯ぐきに対して約45度の角度で当てるのが理想的です。歯の表面は90度で当てましょう。
• 毛先を優しく当てて、小刻みに動かすのがコツです。
• ゴシゴシ強く磨く必要はありません。力を入れすぎると、歯ぐきを傷つけてしまうこともあります。
2. 一度に磨く範囲は「1~2本」
広い範囲を一気に磨こうとすると、磨き残しが増える原因になります。
• 一度に歯ブラシを当てるのは歯1~2本分に絞りましょう。
• 歯ブラシを動かす範囲も、1cm程度に小さくするのがポイントです。
3. すべての面を忘れずに
歯には、「表側」「裏側」「噛む面」があります。全ての面を丁寧に磨くことが重要です。
• 表側: 見えやすい部分ですが、磨き残しがないように注意。
• 裏側: 特に前歯の裏は歯ブラシが届きにくいので、縦に持ち替えて磨きましょう。
• 噛む面: 溝に汚れが溜まりやすいので、歯ブラシを垂直に当てて磨きます。
4. 自分に合った歯ブラシを使いましょう
正しい当て方だけでなく、自分に合った歯ブラシを選ぶことも大切です。
①歯ブラシの硬さ
一般的には「柔らかめ」または「ふつう」の毛の歯ブラシを選ぶことが推奨されます。
硬い毛の歯ブラシは、歯や歯茎を傷つける可能性があります。
柔らかい毛先の方が、歯茎を優しくマッサージしながら、プラークを効果的に除去するとともに、歯茎をマッサージしてくれます。
②歯ブラシヘッドの大きさ
自分の口にフィットする小さめのヘッドの歯ブラシを選ぶと良いでしょう。
小さなヘッドは、奥歯や狭い場所に届きやすく、隅々まできれいに磨くことができます。
③ハンドルの持ちやすさ
自分の手にフィットする持ちやすいハンドルの歯ブラシを選びましょう。
持ちやすいハンドルは、ブラッシング時のコントロールを向上させ、より効果的に磨くことができます。
④定期的な交換
理想的には1ヶ月ごとに歯ブラシを交換することを心掛けたほうがいいです。
毛が摩耗したり開いてしまった歯ブラシを使用すると、効果的にプラークを除去できなくなります。
また、古い歯ブラシは細菌が繁殖する可能性もあるため、定期的な交換が重要です。
当院では、お一人おひとりに合った歯ブラシの選び方もアドバイスしていますので、気軽にご相談ください!
歯ブラシの当て方を正しくすれば、毎日の歯磨きで汚れをしっかり落とせるようになります。歯を長く健康に保つために、ぜひ今回ご紹介したポイントを実践してみてくださいね!
歯磨きについてわからないことがあれば、いつでも当院スタッフにお声かけください。あなたのお口の健康を全力でサポートします🎵