2024年10月08日
最近、肌寒く感じる日が増えましたね。寒くなると増えるのが歯がしみるといった「知覚過敏」の症状です。
知覚過敏は、歯のエナメル質が薄くなったり、歯肉が退縮し、象牙質が露出することで起こる症状です。象牙質には、象牙細管という微細な管がたくさんあり、冷たい物や甘いもの酸性の物などの外部からの刺激を歯の神経に直接伝えることで痛みを感じます。
また、寒くなると温かいものを好んでとるようになります。このような季節の変わり目にともなう生活習慣の変化によって知覚過敏を悪化させる場合があります。
たとえば、夏に比べ温かいコーヒーや紅茶など酸性度の高い飲み物を頻繁にとる機会が増えると思いますが、ことによりエナメル質を侵食し知覚過敏のリスクを高めることがあります。
秋から冬の季節は、急激な温度変化による知覚過敏の引き金となるため、極端に熱いものや冷たい物を一度に摂取するのはやめましょう。また、外出時は冷たい空気から口元を守るためにマスクやマフラーを使用して直接冷たい空気が当たらないようにしましょう。
ホームケアでは、フッ素配合の歯磨き粉や知覚過敏専用の歯磨き粉を使用することも、エナメル質を保護し、症状の緩和に役立ちます。
このように季節ごとの環境の変化や生活習慣の変化に応じた対策予防をし、快適な日常生活を送れるようにしましょう。