2024年12月06日
歯を失ってしまったとき、どの治療法を選べば良いのか迷う方は多いと思います。インプラント、ブリッジ、入れ歯にはそれぞれ特徴やメリット・デメリットがあります。このコラムでは、それぞれの違いをわかりやすく解説し、治療法選びの参考にしていただける内容をご紹介します。
1. インプラントとは?
インプラントは、歯が抜けた部分に人工の歯根(チタン製のネジ)を埋め込み、その上に人工の歯を取り付ける方法です。
メリット:
• 自分の歯のようにしっかり噛める。
• 見た目が自然で、他の歯に影響を与えない。
• 長期間安定して使える(適切なケアを行えば10年以上持つ)。
デメリット:
• 外科手術が必要で、治療期間が長くなる(数ヶ月~1年)。
• 費用が比較的高額。
• 骨の量や健康状態によって適応できない場合がある。
おすすめの方:
• 見た目や噛む機能を重視したい方。
• 残っている歯に負担をかけたくない方。
2. ブリッジとは?
ブリッジは、失った歯の両側の歯を削り、支えにして人工の歯を固定する治療法です。
メリット:
• 固定式なので装着感が良い。
• 比較的短期間(1~2週間)で治療が終わる。
• インプラントよりも費用が抑えられる。
デメリット:
• 両隣の健康な歯を削る必要がある。
• 支えとなる歯に負担がかかり、将来的に問題が生じる場合がある。
• 食べ物が詰まりやすい。
おすすめの方:
• 近くに健康な歯があり、短期間で治療を済ませたい方。
• インプラントの手術を避けたい方。
3. 入れ歯とは?
入れ歯は、歯ぐきやあごの上に人工の歯をのせて使う取り外し可能な治療法です。部分入れ歯と総入れ歯があります。
メリット:
• 治療期間が短い(数週間)。
• 他の治療法に比べて費用が低い。
• 多くの歯を一度に補うことができる。
デメリット:
• 噛む力が弱く、自分の歯のような感覚は得られない。
• ずれたり外れたりすることがある。
• 定期的な調整が必要で、手入れに手間がかかる。
おすすめの方:
• 多くの歯を失った方。
• コストを重視する方。
• 手術を避けたい方。
インプラント、ブリッジ、入れ歯はそれぞれの特徴があり、患者様の状況やご希望に応じて適した治療法が異なります。
当院では、患者様一人ひとりのご要望に合わせて最適な治療プランをご提案します。気になることがあれば、お気軽にご相談ください!