2024年12月17日
寒さが身に染みるような季節になりましたが、この時期に気をつけたい口腔衛生のポイントをお伝えします。
1. 乾燥対策: 冬は空気が乾燥しがちです。口の中も乾燥すると、虫歯や口臭の原因になることがあります。水分をしっかり摂ることや、加湿器を使って部屋の湿度を保つと良いでしょう。
虫歯だけでなく歯周病にとっても悪影響を及ぼします。口腔内が乾燥することにより唾液が減り歯周病菌が活発になります。唾液が減ると口腔内の自浄作用が低下し、歯周病のリスクが高まります。特に暖房を多用する室内環境では乾燥が顕著になるため、冬場の適切な口腔ケアが重要です。
2. うがいの習慣: 風邪やインフルエンザが流行する季節なので、うがいをすることで口腔内のウイルスを洗い流すことが大切です。塩水やうがい薬を使うのも効果的です。
3. 歯磨きの徹底: 寒い季節はつい歯磨きを怠りがちですが、食後や寝る前の歯磨きをしっかり行いましょう。特に甘いものや温かい飲み物を摂った後は、虫歯予防のために忘れずに磨くことが大切です。
4. 口腔ケア製品の活用: 冬は口内炎ができやすい時期でもあります。口腔ケア用のスプレーやジェルを使って、口内を保湿するのもおすすめです。
5. 定期的な歯科検診: 冬の間も定期的に歯科医院でのチェックを受けることが大切です。早期発見・早期治療が虫歯や歯周病の予防につながります。
暖房の使用による室内乾燥や外での冷気の影響を最小限にするため、外ではマスクの着用、室内では適切な温度調整を行いましょう。乾燥防止には、暖房機器と加湿器の併用が理想的です。
加湿器で室内湿度を40~60%に保つと、ドライマウスだけでなく細菌の繁殖も抑えられます。特に寝室や長時間過ごす部屋では、加湿器の使用を習慣化すると効果的です。
これらのポイントを意識して、冬の口腔衛生をしっかり守りましょう!