2024年11月08日
歯には、通常28~32本(親知らずを含む)の永久歯が生えるとされています。しかし、まれに「過剰歯(かじょうし)」や「先天性欠如歯(せんてんせいけつじょし)」と呼ばれる歯の異常が見つかることがあります。これらの違いや、どのように対策すればよいかについて解説します。
過剰歯とは?
過剰歯は、通常よりも多くの歯が生えることを指します。生える場所や形もさまざまで、他の歯の成長を妨げたり、歯並びを乱したりすることがあります。過剰歯が見つかると、周囲の歯や将来的な噛み合わせに影響が出ることがあるため、歯科医院でレントゲン検査を行い、抜歯を検討することが一般的です。
先天性欠如歯とは?
先天性欠如歯は、生まれつき一部の歯が存在しない状態を指します。特に多いのが、前歯や小臼歯が欠如するケースです。欠如している歯があると、噛み合わせに影響が出たり、歯並びが乱れやすくなります。また、噛む力が特定の歯に集中しやすく、他の歯に負担がかかる場合もあります。
過剰歯と先天性欠如歯の対策
過剰歯や先天性欠如歯が見つかった場合、早めに歯科医院で相談することが大切です。過剰歯の場合は、成長に影響を与える可能性があるため、抜歯をすることが多くあります。先天性欠如歯の場合、欠如している部分を補うためにブリッジやインプラント、矯正治療が検討されることがあります。
歯の状態は成長期に変化するため、お子様の場合は成長を見守りつつ、適切なタイミングで治療を進めることが大切です。過剰歯や先天性欠如歯について気になることがあれば、ぜひ当院までご相談ください。お一人おひとりに合った対策を丁寧にご提案いたします。