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歯磨き粉に含まれる成分とその働きについて

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2024年11月25日

歯磨き粉に含まれる成分とその働きについて

歯磨き粉には、歯やお口の健康を守るために多くの成分が含まれています。それぞれがどのような働きをしているのかを知ると、自分に合った歯磨き粉を選ぶ際の参考になります。今回は、歯磨き粉に含まれる主な成分とその役割について、分かりやすくご説明します。

1. フッ素(フッ化物)

フッ素は、むし歯予防に欠かせない成分です。

• 歯の表面を強くし、酸に対する抵抗力を高める。

• 初期のむし歯(白く濁った部分)を修復し、再石灰化を促す。

市販の歯磨き粉に含まれるフッ素濃度は、年齢や使用頻度に応じて選べるように調整されています。むし歯が気になる方には、フッ素入りの歯磨き粉をおすすめします。

2. 研磨剤

研磨剤は、歯の表面に付着した汚れや着色をやさしく取り除く役割を果たします。

炭酸カルシウムシリカなどの細かい粒子。

研磨剤は歯を傷つけないように調整されているので、日常的に使用しても問題ありません。ただし、力を入れすぎて磨くと歯や歯ぐきを傷める可能性があるため、軽い力で磨くことを心がけましょう。

3. 発泡剤(洗浄成分)

発泡剤は、歯磨き粉が泡立つことで汚れを浮かせ、口の中全体に成分を行き渡らせる役割があります。

ラウリル硫酸ナトリウム

この成分のおかげで歯磨き粉が泡立ち、汚れを効果的に落とせます。ただし、発泡が苦手な方には低発泡タイプの歯磨き粉がおすすめです。

4. 殺菌成分

殺菌成分は、むし歯や歯周病の原因となる細菌を抑える働きをします。

トリクロサン

イソプロピルメチルフェノール(IPMP)

歯周病や口臭予防を重視する方には、この成分が含まれた歯磨き粉が適しています。

5. 保湿・粘度調整剤

歯磨き粉が適度な柔らかさを保ち、乾燥を防ぐために含まれる成分です。

グリセリンソルビトール

これらの成分により、歯磨き粉がなめらかな使い心地になっています。

6. 香料や甘味料

歯磨き粉の味や香りをよくするために使われています。

• ミントの香りをつけるメントール

• 甘みを加えるキシリトール(むし歯予防効果もあり)

これらは心地よい使用感を与え、毎日の歯磨きを楽しくする役割を果たします。

歯磨き粉には、それぞれの成分が特定の目的で配合されています。たとえば、むし歯予防を重視するならフッ素入り、歯周病ケアなら殺菌成分入り、着色汚れが気になるなら研磨剤入りの歯磨き粉を選ぶとよいでしょう。自分の口の中の状態やお悩みに合ったものを選び、健康なお口を維持してください。

必要に応じて、歯科医院でお気軽にご相談ください。あなたにぴったりの歯磨き粉選びをお手伝いいたします!

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