2024年12月10日
タバコが体に悪いことは広く知られていますが、実はお口の健康にも深刻な影響を与えます。**「最近、歯ぐきが腫れやすい」「口臭が気になる」**と感じている方、それはタバコが原因かもしれません。今回は、タバコがお口にどのような影響を与えるのか、分かりやすく解説します。
1. タバコがお口に与える5つの悪影響
① 歯周病のリスクが高まる
タバコに含まれる有害物質が歯ぐきの血流を悪化させ、免疫力を低下させます。そのため、歯周病菌が繁殖しやすくなり、歯ぐきの腫れや出血、最悪の場合は歯が抜けてしまうことも。
要注意サイン:
• 歯ぐきが赤く腫れている
• 歯磨きの際に出血する
• 歯がグラつく
② 歯の黄ばみ・着色汚れ
タバコの煙に含まれるタールが歯に付着し、黄ばみや黒ずみの原因になります。一度着いた汚れは、普通の歯磨きではなかなか落ちません。
対策:
• 歯科医院で定期的にクリーニングを受ける
• ホワイトニング治療を検討する
③ 口臭が強くなる
タバコの成分が口の中に残り、特有の嫌な臭いを発生させます。さらに、タバコは唾液の分泌を減少させ、細菌が繁殖しやすくなるため、口臭が悪化します。
チェックポイント:
• タバコを吸った後、人と話すのが気になる
• 口が乾きやすい
④ 口腔がんのリスクが上がる
タバコの有害物質は、口の粘膜にもダメージを与えます。長期間喫煙していると、口腔がん(舌がん、歯ぐきがん、頬粘膜がんなど)のリスクが高まります。
初期症状:
• 口内に治りにくい口内炎がある
• 口の中にしこりや白い斑点がある
⑤ 唾液の分泌が減る(ドライマウス)
タバコは唾液の分泌を抑制し、お口が乾燥しやすくなります。唾液が減ると、細菌が増えやすくなり、虫歯や歯周病が悪化する原因に。
2. タバコをやめるとお口はどう変わる?
禁煙を始めると、短期間でお口の健康に良い変化が現れます。
• 歯ぐきの血流が改善し、歯周病の進行を抑えられる
• 口臭が軽減され、人と話す際も安心
• 唾液の分泌が増え、お口の乾燥が緩和される
• 着色汚れが減り、歯の白さを取り戻せる
3. 禁煙サポートも歯科医院にお任せください!
タバコをやめたいけれど、なかなかやめられない…という方は、ぜひ当院へご相談ください。歯科医院でも禁煙支援が可能です。お口の健康状態を確認しながら、禁煙のサポートやお口のケア方法をお伝えします。
健康なお口は、美しい笑顔と自信につながります!
タバコによるお口のトラブルが気になる方は、ぜひ一度、当院でお口の健康チェックを受けてみませんか?皆様のご来院をお待ちしております。