2024年12月06日
「乳歯はどうせ生え変わるから、虫歯になっても大丈夫」と思っていませんか?実は乳歯の虫歯を放置すると、さまざまな問題が起こる可能性があります。お子さまの健やかな成長のために、乳歯の虫歯ケアはとても重要です。このコラムでは、乳歯の虫歯を放置するリスクとその予防方法についてご紹介します。
乳歯の役割とは?
乳歯は永久歯が生えるまでの一時的な歯ではありますが、以下のような大切な役割があります。
1. 食べ物をしっかり噛む:栄養を効率よく摂取するために必要です。
2. 正しい発音をサポート:乳歯が健康であることで、きれいな発音が可能になります。
3. 永久歯へのバトン渡し:乳歯が永久歯の正しい位置をガイドする役目を果たします。
乳歯の虫歯を放置すると…
1. 痛みや感染症の原因に
虫歯が進行すると痛みが強くなり、最悪の場合は膿(うみ)がたまり、顔が腫れることもあります。また、虫歯菌が血液を通じて体全体に悪影響を及ぼすこともあります。
2. 永久歯への影響
乳歯の虫歯が進むと、その下で成長している永久歯の質が悪くなったり、正常に生えない可能性があります。
3. 歯並びや噛み合わせの問題
虫歯が原因で乳歯を早く失うと、隣の歯がズレて永久歯のスペースが不足し、歯並びが悪くなるリスクが高まります。
4. 食事や発音への影響
乳歯が痛むと食べ物を噛めなくなり、栄養が偏る原因になります。また、発音が不明瞭になる場合もあります。
乳歯の虫歯を防ぐには?
1. 毎日の丁寧な歯磨き
小さなお子さまの場合は、保護者の仕上げ磨きが必須です。歯ブラシとともにフッ素入り歯磨き粉を活用しましょう。
2. 規則正しい食生活
甘いお菓子やジュースの摂取を控え、決まった時間に食べる習慣をつけましょう。
3. 歯科医院での定期健診
乳歯の虫歯は進行が早いため、定期的に歯科医院でチェックすることが重要です。フッ素塗布やシーラント(予防充填)も効果的です。
乳歯の虫歯を放置すると、お子さまの健康や成長に大きな影響を与える可能性があります。乳歯のうちから丁寧にケアし、虫歯を予防することで、健康な永久歯への土台を築きましょう。
当院では、小さなお子さまがリラックスできる環境を整えています。お子さまの歯について気になることがあれば、ぜひご相談ください!