2024年12月06日


歯医者さんでよく聞く「歯石」と「歯垢」。似たような言葉ですが、それぞれの特徴や違いを正しく理解していますか?このコラムでは、歯石と歯垢の違い、そしてそれぞれの対処法について分かりやすくご説明します。
歯垢(プラーク)とは?
歯垢は、細菌の塊で、食べかすや唾液中の成分が混ざり合ってできた柔らかい汚れです。歯の表面や歯と歯の間、歯ぐきの近くなどに付着します。
歯垢そのものは目に見えにくいですが、実は虫歯や歯周病の原因となる有害な細菌を多く含んでいます。
特徴:
• 柔らかく白っぽい物質
• 毎日の歯磨きやフロスで取り除ける
• 放置すると約2〜3日で歯石に変化
歯石とは?
歯垢が取り除かれないまま時間が経つと、唾液中のカルシウムやリンが結びついて硬くなり、歯石になります。歯石は歯ブラシやフロスでは除去できず、専門的なクリーニングが必要です。
特徴:
• 硬く黄色や茶色に変色することが多い
• 歯ぐきの上や下に付着する
• 歯周病を進行させる原因になる
歯垢や歯石を防ぐには?
1. 毎日の丁寧な歯磨き
正しいブラッシングと歯間ブラシやデンタルフロスの使用を習慣にしましょう。
2. 定期的な歯科検診
歯垢が歯石になる前に取り除くため、3〜6ヶ月ごとの定期クリーニングをおすすめします。
3. バランスの良い食生活
砂糖や炭水化物を過剰に摂取すると歯垢が増えやすくなります。
まとめ
歯垢は毎日のケアで防げますが、放置すると歯石になり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。歯石がついてしまった場合は、歯科医院でのプロフェッショナルケアが必要です。
ご自身のお口の健康を守るために、日々のケアと定期的なチェックを忘れずに!
気になることがあればお気軽にご相談ください。当院では予防歯科にも力を入れています!