2026年7月11日

(受付さんの備忘録)

はじめに
「銀歯を白くしたい」「前歯の色や形が気になる」「セラミックとジルコニアの違いを聞いてから考えたい」と思っていても、予約のときに何と伝えればよいのか迷うことがあります。
まだ治療する歯が決まっていなかったり、今入っているものが詰め物なのか被せ物なのか分からなかったりすると、「きちんと説明できないと予約できないのでは」と不安になる方もいらっしゃいます。
セラミックやジルコニアについて相談したい場合は、専門用語を使う必要はありません。
「銀歯を白くできるか相談したいです」「前歯のセラミックについて話を聞きたいです」と、今気になっていることをそのまま受付へお伝えください。
まだ自費治療を受けるか決めておらず、まず話を聞いてみたいという段階でもご相談いただけます。予約を取った時点で、セラミックやジルコニアによる治療が決まるわけではありません。歯の状態を確認したうえで、保険診療を含む選択肢、必要な治療、費用や回数をご説明します。
「セラミックの相談をしたい」と伝えていただければ予約できます
セラミックやジルコニアの相談を希望されるときは、素材や治療方法を先に決めておく必要はありません。
受付には、たとえば次のようにお伝えください。
「奥歯の銀歯を白くしたいです」
「前歯の色や形を相談したいです」
「古い詰め物や被せ物を交換できるか聞きたいです」
「他院でジルコニアを勧められましたが、違いがよく分かりません」
「保険の白い歯と自費のセラミックを比較したいです」
「費用や治療回数を聞いてから考えたいです」
受付では、その場で治療方法を決めるためではなく、どのような相談なのかを確認し、必要な診察時間を確保するために内容をお聞きしています。
「治療名が分からない」「セラミックという言葉しか分からない」という段階でも問題ありません。

予約時に受付から確認することがあります
セラミックやジルコニアの相談では、気になっている歯の場所や現在の症状を受付から確認することがあります。
歯の番号が分からなくても、「右上の奥歯」「笑ったときに見える前歯」「左下の銀歯」など、おおよその位置が分かれば大丈夫です。
1本だけの相談なのか、複数本をまとめて相談したいのかによって、必要となる診察時間が変わることもあります。
また、見た目の相談だけでなく、痛み、腫れ、欠け、詰め物や被せ物の脱離があるかも大切な確認事項です。
強い痛みや腫れがある場合は、素材の説明よりも先に、原因の確認や応急処置が必要になることがあります。外れた詰め物や被せ物をお持ちの場合は、捨てずにそのままご持参ください。
現在、その歯を他院で治療中かどうかもお尋ねすることがあります。
すでに歯を削っている、仮歯が入っている、型取りが終わっているといった場合には、まだ治療を始めていない歯とは確認する内容が異なるためです。
他院で治療中であることを伝えにくいと感じる必要はありません。現在どこまで治療が進んでいるのかを、そのままお知らせください。

詰め物か被せ物か分からなくても大丈夫です
ご自身の歯に入っているものが、詰め物なのか被せ物なのか分からない方は少なくありません。
歯の一部だけを補っているものは一般に詰め物と呼ばれ、歯の周囲を大きく覆うものは被せ物と呼ばれます。ただし、お口の中を見ただけでは境目が分かりにくいこともあります。
白い修復物であっても、セラミック、ジルコニア、保険診療のCAD/CAM材料など、複数の可能性があります。銀色の部分が小さく見えていても、実際には修復物が広い範囲を覆っている場合もあります。
予約時には、「奥歯に入っている銀色のものを白くしたい」「詰め物か被せ物か分からない」と伝えていただければ問題ありません。
実際の種類や治療範囲は、診察で確認します。
セラミックとジルコニアは予約時に選ばなくても構いません
「セラミックとジルコニアのどちらにするか決めてから予約した方がよいですか」と尋ねられることがあります。
予約時に決める必要はありません。
一口に白い詰め物・被せ物といっても、材料や作り方には複数の種類があります。同じジルコニアでも、透明感や強度、表面の仕上げ方などが異なるため、名前だけで適した材料を決めることはできません。
治療する場所が前歯なのか奥歯なのか、詰め物なのか被せ物なのかによっても、適した選択は変わります。
残っている歯の量、虫歯の範囲、歯の根の状態、噛み合わせ、歯ぎしりや食いしばり、周囲の歯の色、土台となる歯の色なども確認が必要です。
見た目を重視したい方もいれば、奥歯で強い力がかかるため強度を優先したい方もいます。金属を使いたくない、費用を含めて比較したい、できるだけ歯を削りたくないなど、希望も一人ひとり異なります。
ただし、修復物には一定の厚みが必要です。歯の状態や使用する材料によっては、長く安定して使用するために一定量の歯を整える必要があります。
希望だけでなく、歯を守りながら安定して使用できる条件も含めて治療方法を検討します。
受付で素材の優劣を決めるのではなく、診察後に歯科医師が歯の状態とご希望を確認し、使用できる材料をご説明します。

相談当日は歯の状態を確認するところから始まります
セラミックやジルコニアの相談で受診しても、その日に必ず歯を削ったり、被せ物を注文したりするわけではありません。
まず、どの歯が気になっているのか、見た目や機能についてどのような希望があるのかを確認します。
その後、お口の中を診察し、必要に応じてレントゲン撮影や口腔内写真の撮影を行います。
ブランデンタルクリニックでは、レントゲン撮影や口腔内写真の撮影を行う場合、目的をご説明し、ご了承をいただいてから進めています。
診察では、現在入っている詰め物や被せ物の状態だけでなく、内部の虫歯、歯の根、歯周組織、歯の亀裂、噛み合わせなども確認します。
被せ物の下に虫歯がある場合や、根の先に病変がある場合には、セラミックやジルコニアを入れる前に虫歯治療や根管治療が必要になることがあります。
歯周病によって歯を支える組織が弱っていれば、先に歯周治療を行うこともあります。
一方で、患者さんが被せ物を希望されていても、歯を大きく削らず、より小さな詰め物で治療できる可能性もあります。
「白い被せ物に交換する」という希望だけで治療方法を決めず、歯を長く使うために何が必要かを確認したうえでご説明します。

相談した日に自費治療を決める必要はありません
診察後は、歯の状態に応じて考えられる治療方法をご説明します。
使用できる材料、治療に必要な回数、費用、利点、注意点を確認したうえで、その場ですぐに自費治療を決める必要はありません。
保険診療で対応できる方法がある場合には、保険と自費の違いも含めて検討できます。
「家族と相談したい」「見積もりを確認してから決めたい」「ほかの歯の治療との順番を考えたい」という場合は、いったん持ち帰っていただいて構いません。
セラミックやジルコニアの相談予約は、契約を前提とするものではありません。
ただし、強い痛みや感染がある場合、仮歯が外れている場合、治療途中の歯を長く放置すると状態が悪化する場合には、必要な処置や受診の目安をご説明します。
その日に決めなくてもよいことと、どのような状態でも長く待ってよいことは同じではありません。歯の状態に応じて、安全に検討できる期間もお伝えします。

ホワイトニングも考えている場合は予約時にお伝えください
前歯のセラミックやジルコニアを考えている方が、ホワイトニングも希望されている場合には、治療の順番が重要です。
天然歯はホワイトニングによって明るくできますが、すでに製作したセラミックやジルコニアの色は、ホワイトニングをしても白くなりません。
先に補綴物を現在の歯の色に合わせて作り、その後に周囲の天然歯だけが白くなると、色の差が目立つ可能性があります。
そのため、ホワイトニングを希望されている場合には、一般に先にホワイトニングを行い、歯の色が落ち着いてからセラミックやジルコニアの色合わせを検討します。
ただし、虫歯や痛み、仮歯の状態などによっては、必要な治療を先に行うことがあります。実際の順序は、お口の状態を確認してから決めます。
予約時に「前歯を白くしたい」「ホワイトニングも考えている」と伝えていただくと、治療の順序を含めてご案内しやすくなります。
【ホワイトニング相談はどう予約する?初回に伝えてほしいこと】

色や形は実際の歯と口元を見ながら確認します
セラミックやジルコニアの色は、単純に白ければ白いほどよいというものではありません。
周囲の歯の明るさや色味、透明感、表面の特徴、歯の形、長さ、笑ったときの見え方などを確認しながら決めます。
ブランデンタルクリニックでは、自費補綴の色合わせ写真を全例撮影しています。
正面から見た写真、笑ったときの口元、歯の横にシェードガイドを置いた写真などを記録し、技工士へ情報を伝えます。
色の確認には、A・B・C・D系のシェードガイドと、VITA 3D-MASTER Shade Guide IIを併用しています。
通常の歯の色に近づけたい場合だけでなく、「現在より少し白くしたい」「周囲の歯と自然に合わせたい」「白さは欲しいが不自然にはしたくない」といった希望も、実際の歯を見ながら確認します。
予約前に色を決めておく必要はありません。大まかな希望だけお伝えください。
【セラミックやジルコニアの色合わせの日は何をしている?シェードガイドと写真の意味】
他院で治療中の歯についても相談できます
他院でセラミックやジルコニアを勧められたものの、違いが分からず迷っている場合や、治療計画や見積もりについて別の意見を聞きたい場合もご相談いただけます。
予約時には、現在どこまで治療が進んでいるのかをお知らせください。
まだ歯を削っていないのか、すでに古い被せ物を外しているのか、仮歯が入っているのか、型取りまで終わっているのかによって、確認できる内容や対応が異なります。
紹介状、レントゲン画像、治療計画書、見積書、使用予定の材料が分かる資料などをお持ちであれば、ご持参ください。
資料がなければ相談できないわけではありませんが、治療内容を把握する助けになります。
ただし、治療の進行状況や歯の状態によっては、当院でそのまま治療を引き継げない場合があります。
すでに歯を削っている場合には、治療前の状態へ戻すことはできません。また、他院で製作中の詰め物や被せ物、契約済みの治療費については、治療を受けている医院へ確認が必要になることがあります。
現在の状況を確認し、当院でできることと、元の医院へ確認した方がよいことを分けてご説明します。
金属アレルギーや過去のトラブルもお伝えください
金属アレルギーがある、または金属を使用した治療後に皮膚症状などが出たことがある場合は、予約時または診察時にお伝えください。
「金属を使わない材料にしたい」という希望だけでなく、医療機関で金属アレルギーを指摘されたことがあるか、検査を受けたことがあるかも大切な情報です。
また、過去にセラミックが割れた、被せ物が何度も外れた、噛むと違和感が続いたという経験がある場合もお知らせください。
歯ぎしりや食いしばりが強い方、ナイトガードを使用している方も、そのことをお伝えいただくと治療計画を考える助けになります。
材料だけでなく、歯の形、噛み合わせ、修復物に必要な厚み、装着後の管理まで含めて検討します。

電話やLINEでは治療全体の費用を確定できない場合があります
ブランデンタルクリニックの自費補綴料金は、税込で次のとおりです。
セラミックインレーは66,000円、セラミッククラウンは88,000円です。
ジルコニアインレーは88,000円、ジルコニアクラウンは110,000円です。
これらは詰め物・被せ物本体の料金です。診察、虫歯治療、根管治療、土台、仮歯などが必要な場合には、治療内容に応じて別途費用がかかります。
患者さんご自身では、治療する歯がインレーになるのかクラウンになるのか判断できない場合があります。
そのため、材料ごとの基本料金は受付からご案内できますが、電話やLINEだけで補綴治療全体の費用や回数を確定することはできません。
「銀歯を白くした場合の基本料金を知りたい」というご質問にはお答えできますが、実際にどの治療が必要かは診察後にご説明します。
料金は変更になる場合があります。最新の料金は、当院の料金表または受付でご確認ください。

複数本の相談は予約時にお知らせください
前歯を1本だけ相談したい場合と、笑ったときに見える前歯全体を相談したい場合では、確認する内容と必要な時間が異なります。
複数本の銀歯をまとめて白くしたい、前歯の色や形を全体的に整えたい、保険と自費を詳しく比較したい場合には、予約時にそのことをお知らせください。
「上の前歯を何本か相談したい」「左右の奥歯に銀歯が複数あります」など、大まかな内容で構いません。
受付が相談内容を確認するのは、自費治療へ誘導するためではなく、診察や説明に必要な時間を確保するためです。
一方で、強い痛みや被せ物の脱離があり、まず応急処置が必要な場合には、その日は症状への対応を優先し、詳しい材料相談を別日に行うことがあります。
限られた時間の中で説明を急ぐよりも、落ち着いて比較できる時間を改めて確保する方がよい場合があるためです。
被せ物が入るまでにはいくつかの段階があります
相談後にセラミックやジルコニアを希望された場合でも、その日に完成した歯が入るわけではありません。
古い詰め物や被せ物を外し、虫歯を除去して、必要に応じて根管治療や歯周治療を行います。
その後、歯の形を整え、仮歯を入れ、型取りまたは口腔内スキャンを行います。自費補綴では色合わせの写真を撮影し、技工所で詰め物や被せ物を製作します。
完成後は、歯に適合しているか、隣の歯との接触が適切か、色や形が合っているか、噛み合わせに問題がないかを確認します。
浮きがある、隣の歯とのきつさが合わない、色や形が大きく異なる、歯ぐきの状態がよくないといった場合には、無理に装着せず、調整や再製作を検討します。
問題がないことを確認してから接着し、装着後もメンテナンス時に噛み合わせや周囲の状態を確認します。
【被せ物を入れる日は何をする?セット日の試適・調整・接着までの流れ】
治療を決める前に保証や装着後の管理も確認します
セラミックやジルコニアを検討するときは、材料や費用だけでなく、装着後の保証やメンテナンスについても確認しておくことが大切です。
ブランデンタルクリニックでは、完成した補綴物の色が合わない場合、装着後1か月以内であれば無料で交換しています。
破損、チッピング、不適合については、保証条件の範囲内で無料交換の対象となります。脱離した補綴物を再装着できる場合の再装着費用はいただいていません。
ただし、歯そのものの破折、新たな虫歯、歯周病の進行、外傷など、補綴物以外の原因によって再治療が必要になった場合は、対応が異なることがあります。
装着後は、補綴物だけでなく、周囲の歯ぐき、虫歯、噛み合わせも定期的に確認します。
自費の詰め物や被せ物を入れたら完全に終わりというわけではありません。長く使用するためには、毎日の清掃と定期的なメンテナンスが必要です。

よくあるご質問
セラミックにするか決めていなくても予約できますか?
はい。まだ自費治療を受けるか決めておらず、保険診療との違いや費用を聞いてから考えたいという段階でもご相談いただけます。
予約時には、「銀歯を白くできるか相談したい」「前歯のセラミックについて話を聞きたい」など、現在気になっていることをそのままお伝えください。
セラミックとジルコニアのどちらを希望するか決めておく必要がありますか?
決めておく必要はありません。
治療する歯の位置、残っている歯質、噛み合わせ、周囲の歯の色、見た目や強度に対する希望などを確認してから、使用できる材料をご説明します。
今入っているものが詰め物か被せ物か分かりません
分からないままで問題ありません。
「右下の銀歯」「前歯に入っている白い歯」など、おおよその場所をお伝えください。現在入っている修復物の種類は、診察時に確認します。
相談した日に歯を削ったり、治療を始めたりしますか?
相談だけで受診された場合、その日に必ず歯を削ったり、自費治療を開始したりするわけではありません。
まず歯の状態を確認し、必要な治療、材料、費用、回数をご説明します。治療を希望される場合も、内容に納得してから進めます。
ただし、痛み、腫れ、脱離などがある場合には、必要に応じて応急処置をご提案することがあります。
電話やLINEで総額を教えてもらえますか?
材料ごとの基本料金はご案内できますが、治療全体の総額は診察前に確定できない場合があります。
詰め物か被せ物か、虫歯治療や根管治療、土台、仮歯などが必要かによって、費用や回数が変わるためです。
他院で治療中でも相談できますか?
ご相談いただけます。
予約時に、まだ歯を削っていないのか、仮歯が入っているのか、型取りまで終わっているのかなど、現在の治療状況をお伝えください。
ただし、治療の進行状況や歯の状態によっては、当院で治療をそのまま引き継げないことがあります。他院で製作中の補綴物や費用については、治療を受けている医院への確認が必要です。
予約時には今気になっていることをそのままお伝えください
セラミックやジルコニアについて相談するときに、素材を選び、治療内容を理解し、自費治療を受けると決めてから予約する必要はありません。
「銀歯を白くできるか相談したいです」
「前歯のセラミックについて聞きたいです」
「セラミックとジルコニアの違いが分からないので、診てもらってから考えたいです」
このように、今考えていることをそのまま受付へお伝えください。
痛み、腫れ、欠け、詰め物や被せ物の脱離がある場合には、その症状も一緒にお知らせください。複数本を相談したい場合や、ホワイトニングも考えている場合には、予約時に伝えていただくと、必要な時間や診療の順序をご案内しやすくなります。
ブランデンタルクリニックでは、電話、WEB予約、公式LINEからご予約いただけます。
セラミックやジルコニアの相談は、素材だけを選ぶための予約ではありません。現在の歯の状態と患者さんの希望を確認し、ご自身に合った治療方法を考えるための時間です。
