スウェーデンの予防歯科から学ぶ虫歯・歯周病を防ぐ定期検診とセルフケア|広島市中区立町の歯医者(紙屋町、八丁堀、袋町からすぐで通いやすい)|ブランデンタルクリニック|土曜日、日曜日、祝日診療

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スウェーデンの予防歯科から学ぶ虫歯・歯周病を防ぐ定期検診とセルフケア

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2024年10月14日

スウェーデンの予防歯科から学ぶ虫歯・歯周病を防ぐ定期検診とセルフケア

(歯科衛生士さんのある日の日誌)

スウェーデンの予防歯科は「痛くなる前に守る」考え方です

スウェーデンは、予防歯科を大切にしてきた国として紹介されることがあります。

「虫歯になってから治療するのではなく、虫歯になりにくい状態をつくる」
「歯周病が進んでから対処するのではなく、小さな変化を定期的に確認する」

このような考え方が、子どもの頃からの歯科受診や、毎日のセルフケアと結びついています。

もちろん、スウェーデンと日本では、歯科医療制度、保険制度、受診にかかる費用、生活習慣が異なります。スウェーデンには国の歯科医療給付や高額治療に対する支援制度がありますが、その仕組みを日本へそのまま当てはめることはできません。

それでも、私たちが日々の予防歯科に取り入れられる考え方があります。

それは、痛みが出てから歯科医院へ行くのではなく、痛みが出る前からお口の状態を確認することです。

虫歯も歯周病も、初期には強い症状が現れないことがあります。痛みや腫れを感じた頃には、虫歯が深くなっていたり、歯周組織の破壊が進んでいたりすることもあります。WHOも、虫歯や歯周病を含む口腔疾患の多くは予防可能である一方、世界的には依然として大きな健康問題になっているとしています。

歯科衛生士として患者さんのお口を継続して見ていると、定期的に来院されている方ほど、前回との小さな違いに気づきやすくなります。

虫歯や歯周病を完全にゼロにできるとは限りません。しかし、早い段階で変化を見つけ、進行しにくい環境へ戻し、毎日のセルフケアを修正することはできます。

スウェーデンの予防歯科から学びたいのは、特別な処置ではなく、悪くなる前から見守る姿勢です。

スウェーデンでは子どもの頃から歯科とつながります

予防歯科を考えるうえで大切なのが、子どもの頃から歯科医院とつながることです。

スウェーデンでは、子どもや若い世代の虫歯の状況を国レベルで継続的に集計しています。2023年の統計でも、年齢ごとの虫歯の有無や治療経験がまとめられ、子どもの口腔保健施策を検討するために活用されています。

これは、虫歯ができた子どもを治療するだけではありません。

どの年齢で虫歯が増えやすいのか、どのような子どもに支援が必要なのか、地域や社会のなかでどのような差があるのかを把握し、予防につなげるための仕組みです。

子どもの虫歯は、本人の歯磨きだけで決まるものではありません。

仕上げ磨き、間食の内容と回数、フッ化物配合歯磨剤の使い方、歯並び、唾液、口呼吸、家庭の生活リズムなど、さまざまな要因が関係します。

小さい頃から歯科医院に通っていると、虫歯の有無だけでなく、歯ブラシの当て方、仕上げ磨きの方法、食べ方、歯並び、口呼吸、舌や唇の動きについても相談できます。

「虫歯ができたら初めて歯医者へ行く」のではなく、痛くない時期から慣れておくことで、歯科医院を治療だけの場所として覚えにくくなります。

保護者の方にとっても、家庭で困っていることを早めに相談できる機会になります。

【小児歯科の診療内容はこちら】

大人になってからも定期検診が必要です

予防歯科は子どもだけのものではありません。

大人のお口では年齢や治療歴とともに、確認したい場所が増えていきます。

虫歯や歯周病に加えて、歯ぐきの退縮、露出した根面の虫歯、詰め物や被せ物の境目、ブリッジの下、インプラント周囲、噛み合わせなども確認が必要です。

特に、歯と歯の間や被せ物の境目にできた虫歯は、自分で鏡を見ても気づきにくいことがあります。

歯周病も、初期から中等度の段階では強い痛みが出ないことがあります。

歯ぐきから血が出る、口臭が気になる、歯が長く見える、歯が浮く感じがする、歯が動くといった変化が現れたときには、すでに歯周組織の破壊が進んでいる場合があります。

歯周病検診では、虫歯や被せ物だけでなく、歯肉出血、歯周ポケット、歯石、噛み合わせ、口腔粘膜、口腔衛生状態などを確認します。

歯科医院で行うクリーニングは、単に歯をきれいに見せるためだけのものではありません。

自分では落としにくい歯石やバイオフィルムを取り除き、どこに磨き残しが生じているのか、どの清掃道具が合っているのかを見直す機会でもあります。

【予防歯科の診療内容はこちら】

予防歯科は全員に同じことをするわけではありません

予防歯科というと、「数か月ごとにクリーニングを受けること」と思われるかもしれません。

もちろん、クリーニングも大切です。しかし、予防歯科はそれだけではありません。

大切なのは、患者さんごとに異なるリスクを確認し、必要な予防方法や通院間隔を考えることです。

虫歯になりやすい方のなかにも、歯と歯の間にできやすい方、歯の根元にできやすい方、甘い飲み物を頻繁に飲む方、口が乾きやすい方、フッ化物を十分に活用できていない方がいます。

歯周病が進行しやすい方では、歯周ポケットの深さ、歯ぐきからの出血、歯石、磨き残しだけでなく、喫煙、糖尿病、過去の歯周病治療歴なども確認します。食習慣、歯磨き習慣、喫煙、糖尿病などは、歯周病の経過を考えるうえで重要な要素です。

矯正装置、ブリッジ、インプラント、被せ物が入っている方は、歯ブラシだけでは届きにくい場所が増えます。

口腔乾燥がある方では、唾液の量や質、服用している薬、口呼吸、根面う蝕のリスクも考えなければなりません。

そのため、全員が同じ通院間隔、同じ歯ブラシ、同じ歯間清掃用具でよいわけではありません。

スウェーデンの歯科診療に関する国の指針でも、口腔疾患のリスクが高い人は、低い人よりも頻繁に確認するというリスクに応じた考え方が示されています。

「自分は何が原因で悪くなりやすいのか」を知ることが、予防歯科の出発点です。

フッ化物・歯ブラシ・フロスはセルフケアの基本です

予防歯科では、歯科医院での処置だけでなく、毎日のセルフケアが欠かせません。

まず基本になるのが、フッ化物配合歯磨剤です。

フッ化物には、酸によって溶け始めた歯の再石灰化を助け、歯を酸に溶けにくくする働きがあります。適切な濃度と量のフッ化物配合歯磨剤を継続して使うことは、家庭で行える虫歯予防の基本です。

ただし、フッ化物配合歯磨剤を使っていれば、磨き残しがあってもよいわけではありません。

歯ブラシの毛先を、歯と歯ぐきの境目、奥歯の溝、歯の裏側まで丁寧に当てる必要があります。毛先が開いた歯ブラシは細かな場所へ届きにくくなるため、状態を見ながら定期的に交換しましょう。

歯ブラシだけでは、歯と歯の接触している部分まで十分に清掃できないことがあります。

歯と歯の間が狭い場所にはデンタルフロス、歯ぐきが下がってすき間がある場所や、ブリッジ・インプラントの周囲には歯間ブラシなどを使い分けます。

【デンタルフロスの選び方と使い方はこちら】

【歯ブラシの交換時期についてはこちら】

食習慣も虫歯予防と深く関係します。

虫歯のリスクを考えるときは、甘いものを食べた総量だけでなく、口にする回数も重要です。砂糖を含む飲み物やお菓子を少量ずつ長時間とり続けると、口の中が酸性に傾く機会が増えます。

キシリトールは、砂糖の代わりに選ぶ補助的な甘味料として利用できます。ただし、キシリトールだけで虫歯を防げるわけではありません。

フッ化物、歯磨き、フロス、食習慣、定期検診を組み合わせることが大切です。

【キシリトールと虫歯予防についてはこちら】

「スウェーデン式」をそのまま真似る必要はありません

スウェーデンの予防歯科には、参考にできる考え方が多くあります。

一方で、日本とは歯科医療制度も生活環境も異なります。

そのため、スウェーデンと同じ仕組みをそのまま取り入れるのではなく、日常生活へ応用できる部分を選ぶことが大切です。

たとえば、次のようなことは日本でも始められます。

  • 痛くなる前に歯科医院で確認する
  • 自分の虫歯リスクや歯周病リスクを知る
  • フッ化物配合歯磨剤を適切に使う
  • 歯ブラシだけでなく、フロスや歯間ブラシを使う
  • 間食や甘い飲み物の回数を見直す
  • 定期検診でセルフケアを修正する

予防歯科は、特別な処置を一度だけ受ければ終わるものではありません。

毎日の小さな習慣を続け、歯科医院で定期的に確認し、変化に合わせて修正していくものです。

一人ひとり、虫歯になりやすい場所、歯周病が進みやすい場所、磨き残しが出やすい場所は異なります。

「スウェーデン式」という言葉だけにこだわるのではなく、自分のお口に合った予防方法を無理なく続けることが重要です。

ブランデンタルクリニックで考える予防歯科

ブランデンタルクリニックでは、予防歯科を「歯石を取ってクリーニングをするだけ」とは考えていません。

虫歯や歯周病の状態、歯周ポケット、歯ぐきからの出血、歯石、磨き残しを確認し、必要に応じて歯ブラシ、フロス、歯間ブラシの使い方を見直します。

さらに、フッ化物の使用状況、口腔乾燥、歯並び、被せ物、ブリッジ、インプラント周囲の清掃状態なども確認します。

必要に応じて、レントゲンや口腔内写真を使い、肉眼だけでは分かりにくい場所や、過去からの変化を把握します。

たとえば、歯と歯の間に虫歯ができやすい方では、フロスの通し方、フッ化物配合歯磨剤の使い方、間食の回数を重点的に確認します。

歯石がつきやすい方では、歯と歯ぐきの境目や歯間部への歯ブラシの当て方を見直します。

口が乾きやすい方では、唾液、口呼吸、服用薬、根面う蝕のリスクを確認します。

過去に歯周病治療を受けた方では、現在の歯周ポケットだけでなく、出血の有無や清掃状態を継続して確認することが重要です。

予防歯科は、歯科医院だけで完結するものではありません。

歯科医院で行うプロフェッショナルケアと、自宅で続けるセルフケアの両方がそろって、初めて長期的な管理につながります。

自宅ケアと歯科医院ケアはどちらも必要です

自宅でできる予防には、毎日の歯磨き、フロス、歯間ブラシ、フッ化物配合歯磨剤、食習慣の見直しがあります。

一方、歯科医院では、虫歯や歯周病の検査、歯石除去、クリーニング、セルフケア指導、レントゲンや口腔内写真による変化の確認などを行います。

どちらか一方だけでは十分ではありません。

歯科医院でクリーニングを受けても、毎日の清掃方法が合っていなければ、プラークは再び付着します。

反対に、毎日丁寧に磨いていても、歯石、深い歯周ポケット、被せ物の境目、歯と歯の間の虫歯などは、自分だけでは気づきにくいことがあります。

自宅ケアと歯科医院ケアは、車の両輪のようなものです。

毎日の習慣で守り、定期検診で確認し、必要に応じて方法を修正することが予防歯科の基本です。

広島市中区立町で予防歯科を始めたい方へ

予防歯科は、痛みが出てから始めるものではありません。

痛みがない時期に来院するからこそ、虫歯や歯周病の小さな変化に気づきやすくなります。

自分が磨き残しやすい場所を知り、フロスや歯間ブラシの使い方、フッ化物配合歯磨剤の選び方を確認することもできます。

ブランデンタルクリニックでは、患者さんごとの虫歯リスク、歯周病リスク、生活習慣、セルフケア、治療歴に合わせて予防方法を考えます。

「しばらく歯科検診を受けていない」
「虫歯になりやすい気がする」
「歯ぐきから血が出る」
「フロスや歯間ブラシの使い方が分からない」
「痛くなる前に歯を守りたい」

このような方は、定期検診や予防歯科の際にご相談ください。

広島市中区立町、紙屋町・八丁堀周辺で予防歯科をお考えの方は、毎日のセルフケアと歯科医院での定期的な確認を組み合わせ、お口の健康を守っていきましょう。

よくある質問

Q. スウェーデンの予防歯科は日本と何が違いますか?

歯科医療制度や費用負担の仕組みが異なりますが、子どもの頃から歯科とつながり、虫歯や歯周病の状態を継続して把握し、リスクに合わせて管理する考え方が特徴です。日本でも、定期検診とセルフケアを続けることで、その考え方を取り入れられます。

Q. 予防歯科は何歳から始めるべきですか?

歯が生え始めた時期から予防は始まります。子どもの頃から歯科医院に慣れ、仕上げ磨き、フッ化物配合歯磨剤、食習慣について相談することが大切です。大人になってから始めても遅くありません。

Q. 定期検診はどのくらいの間隔で受ければよいですか?

お口の状態によって異なります。3~6か月ごとになることが多いですが、虫歯や歯周病のリスク、口腔乾燥、矯正装置、インプラント、過去の治療歴などによって調整します。

Q. フッ化物配合歯磨剤だけで虫歯を防げますか?

フッ化物は虫歯予防の基本ですが、それだけですべての虫歯を防げるわけではありません。歯ブラシ、フロス、歯間ブラシ、食習慣、唾液、定期検診を組み合わせることが大切です。

Q. 予防歯科では何をしますか?

虫歯や歯周病の確認、歯周ポケットや出血の検査、歯石除去、磨き残しの確認、歯磨き指導、フロス・歯間ブラシの使い方の確認、フッ化物や生活習慣についての相談などを行います。内容はお口の状態によって異なります。

Q. 痛みがなくても歯科医院へ行った方がよいですか?

はい。虫歯や歯周病は、初期には痛みがほとんどないことがあります。痛みが出る前から確認することで、小さな変化に早く気づき、治療範囲や将来の負担を抑えられる可能性があります。

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