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正しい歯磨きの方法は一つではない?45度・90度の使い分けと前歯の裏・奥歯の磨き方

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2024年10月15日

正しい歯磨きの方法は一つではない?45度・90度の使い分けと前歯の裏・奥歯の磨き方

(歯科衛生士さんのある日の日誌)

正しい歯磨きの方法は、一つの型に決められません

「歯ブラシは歯に対して90度に当てるのですか?」

「歯ぐきの境目は45度にするのが正しいのでしょうか?」

定期検診やクリーニングの際に、このような質問をいただくことがあります。

歯磨きについて調べると、歯面へ直角に当てる方法、歯ぐきへ45度に傾ける方法、円を描く方法、縦方向に動かす方法など、さまざまな説明が見つかります。

どれが正しく、どれが間違っているのか迷う方もいると思います。

実は、すべての方、すべての歯、すべての部位に共通する「唯一の正しい歯磨き方法」があるわけではありません。

2024年に公表された手用歯ブラシの磨き方に関する系統的レビューでも、特定のブラッシング法が、ほかの方法より常に優れていると断定できるだけの根拠は限られていました。一方、歯ぐきに炎症がある方を対象とした臨床研究では、適切に指導されたバス法によって、歯ぐきからの出血が減少したという報告もあります。つまり、方法の名前だけでなく、どのようなお口に、どの歯ブラシを使い、どの場所へ毛先を当てるのかが重要です。

歯科衛生士が歯磨きを確認するときも、「45度だから正解」「90度だから不正解」と角度だけで判断するわけではありません。

磨き残している場所、歯並び、歯ぐきの状態、被せ物、歯肉退縮、手の動かしやすさなどを確認し、その方が毎日再現できる方法を一緒に考えます。

【毎日歯磨きしているのに虫歯になる理由はこちら】

歯磨きで大切なのは、角度より先に「毛先が届いているか」です

歯ブラシでプラークを取り除くときに働くのは、主に毛の先端です。

歯ブラシの横腹を歯へ押しつけたり、毛先が大きく曲がるほど力を入れたりしても、必要な場所へ毛先が届かなければ、十分な清掃にはなりません。

歯ブラシの角度は、毛先を目的の場所へ届けるための手段です。

広い歯面を磨くときと、歯と歯ぐきの境目を磨くとき、前歯の裏側を磨くときでは、歯ブラシを入れる方向が変わります。

また、同じ90度でも、歯ブラシが歯ぐきから離れて歯の中央だけに当たっていれば、歯ぐきの境目にはプラークが残ります。

反対に、45度へ傾けていても、力を入れすぎて毛先が寝てしまえば、狙った場所を磨けないことがあります。

歯ブラシの形や毛先にも違いがあります。

先端が丸く加工された毛は、比較的広い歯面へ当てやすい特徴があります。細く加工されたテーパー毛は、歯と歯ぐきの境目や被せ物の段差へ届きやすい一方、強く押すと毛先がはねたり、寝たりして、十分に働かなくなることがあります。

すべての患者さんに適した歯ブラシは一つではなく、歯並びや歯ぐき、磨きたい場所によって選択が変わります。

広い歯面では、毛先を90度に近い角度で当てます

前歯の表側や、奥歯の頬側など、比較的広く平らな歯面では、歯ブラシの毛先を歯面へ90度に近い角度で当てる方法が基本になります。

このとき、歯ブラシの中央の毛束が、歯と歯ぐきの境目付近に来るようにします。

歯の中央だけを磨くのではなく、毛先の一部が歯ぐきとの境目へ触れていることを確認しましょう。

動かし方は、大きな横磨きではなく、毛先が同じ場所から大きく離れない範囲で細かく動かします。

「5mmなら正しく、10mmなら間違い」と数字だけで考える必要はありません。

歯ブラシを動かしたときに、毛先が隣の歯へ飛び移ったり、歯と歯ぐきの境目から離れたりしない程度の小さな動きが目安です。

一度に広い範囲を磨こうとせず、1~2本ずつ場所を移していくと、毛先がどこへ当たっているのか確認しやすくなります。

歯と歯ぐきの境目では、45度を一つの目安にします

歯と歯ぐきの境目へプラークが残りやすい方では、歯ブラシを歯ぐきの方向へ少し傾け、45度程度を目安に毛先を当てることがあります。

ただし、「45度に傾ければ、自動的に歯周ポケットの中まできれいになる」という意味ではありません。

本来のバス法は、細く軟らかい毛先を歯の長軸に対して45度程度に向け、毛先の位置を大きく移動させず、細かく振動させる方法です。歯ブラシの種類と動かし方を組み合わせて行うため、角度だけを真似ても同じ方法にはなりません。

一般的な3列や4列の歯ブラシを45度に傾けると、歯に近い毛束が開き、中央の毛束が目的の場所へ届いていないこともあります。

毛先を歯周ポケットの奥へ無理に押し込む必要はありません。

大切なのは、歯と歯ぐきの境目へ毛先をやさしく置き、その場所から逃げないよう細かく動かすことです。

歯ぐきから血が出る場合も、目的は血を出すことではありません。炎症の原因となるプラークへ毛先を届けることです。強くこすったり、毛先を無理に押し込んだりすると、歯ぐきを傷つける可能性があります。

【歯磨きで歯ぐきから血が出るときの考え方はこちら】

下の前歯の裏側は、歯ブラシを縦方向から入れます

下の前歯の裏側は、歯石やプラークが残りやすい場所です。

歯ブラシを横向きのまま当てると、歯の先端には毛が触れていても、歯ぐきに近い部分へ届いていないことがあります。

この場所では、歯ブラシを縦方向または少し斜め方向から入れます。

歯ブラシの先端である「つま先」や、後端である「かかと」を使い、1本ずつ磨く方法があります。

ただし、「かき出す」という意識が強すぎると、歯ぐきへ強い力が加わることがあります。

歯ブラシを大きく振り上げるのではなく、毛先を歯ぐきに近い場所へ置き、小さな円弧を描くように動かします。

前歯の裏側は一面として磨くのではなく、1本の歯を近心側、中央、遠心側に分けるような意識で毛先を当てると、隣の歯との境目にも届きやすくなります。

下の前歯では、歯ブラシを上方向へ小さく動かすようなイメージが使えます。上の前歯の裏側では、反対に下方向へ動かすようなイメージです。

歯ブラシの先端部分は手元から遠いため比較的操作しやすい一方、後端部分は力が入りやすいことがあります。前歯の裏側へ歯ブラシを立てるときも、強く押しつけず、毛先の位置を確認しましょう。

一番奥の歯の後ろ側には、歯ブラシの「つま先」を使います

最後方にある奥歯の後ろ側は、通常の横向きの歯ブラシでは毛先が届きにくい場所です。

歯ブラシを頬側から押し込むだけでは、ヘッド全体が頬や顎の骨へ当たり、先端が歯の後ろまで回り込まないことがあります。

この場所では、歯ブラシの先端部分である「つま先」を使います。

噛み合わせの面から歯ブラシを入れ、つま先だけを奥歯の後ろ側へ当てます。舌側から斜めに入れた方が届きやすい場合もあります。

大きく口を開けると頬が張り、かえって歯ブラシを奥へ入れにくいことがあります。少し口を閉じ、頬の力を抜いた状態で、歯ブラシの向きを変えてみましょう。

つま先磨きは、最後方の奥歯だけでなく、歯並びが重なっている場所、奥歯の内側、被せ物の境目などにも応用できます。

ただし、狭い場所へつま先だけを当てると、力が一点へ集中しやすくなります。ペンを持つように軽く握り、押すのではなく、毛先を置くように使います。

生えかけの奥歯は、横から毛先を入れます

永久歯が生えている途中では、隣の歯より噛み合わせの面が低いため、通常どおり歯ブラシを横へ動かしても、毛先が歯へ触れずに通り過ぎることがあります。

特に、子どもの第一大臼歯や第二大臼歯は、生え始めてから噛み合わせの高さへ達するまでの間、奥歯の溝へプラークが残りやすくなります。

この場合は、歯列に沿って歯ブラシを動かすのではなく、頬側から斜めに毛先を入れ、生えかけの歯だけを狙います。

内側からも同じように毛先を当て、噛み合わせの溝へ短く動かします。

生えかけの歯は一時的な状態なので、歯の高さが変われば、歯ブラシの入れ方も変わります。

定期検診の際に、その時点でどの方向から毛先を入れると届くのかを確認することが大切です。

歯並びが重なっている場所は、一歯ずつ分けて磨きます

歯が重なっている場所では、歯ブラシのヘッド全体を横向きに当てても、前へ出ている歯に毛先が止まり、奥へ引っ込んだ歯まで届かないことがあります。

このような場所では、歯ブラシを縦または斜めにし、1本ずつ磨きます。

歯の表面を中央だけ磨くのではなく、右側、中央、左側のように分け、歯と歯の境目へ毛先を向けます。

通常の歯ブラシではヘッドが大きすぎる場合、小さめの歯ブラシや、毛束が一つになったワンタフトブラシを補助的に使うことがあります。

ただし、ワンタフトブラシだけでお口全体を磨く必要はありません。

広い場所は通常の歯ブラシ、重なった場所や奥歯の後ろ側だけワンタフトブラシというように、役割を分けると続けやすくなります。

下の奥歯の内側は、磨き残しやすい場所です

下の奥歯の舌側は、歯ブラシが届きにくい場所の一つです。

歯ブラシを入れると舌へ触れるため、無意識に舌へ力が入り、毛先が歯と歯ぐきの境目まで届かなくなることがあります。

手首を内側へ返す動きも必要になるため、歯ブラシを動かしているつもりでも、同じ場所を単調に往復しているだけになる場合があります。

健康な成人12名を対象に、利き手と非利き手で磨いたときの歯垢除去を比較した小規模研究では、非利き手で磨いた場合、特に作業手側の下顎臼歯舌面に磨き残しが多くなりました。口腔全体の歯垢減少率も、利き手では中央値63.5%、非利き手では49.5%でした。対象者数が少なく、結果をそのまますべての方へ当てはめることはできませんが、奥歯の内側には細かな手首の動きが必要であることを考える参考になります。

下の奥歯の内側を磨くときは、舌の力を抜き、舌を反対側へ軽く移動させます。

鏡を見ながら、毛先が歯ぐきに近い部分へ触れているか確認しましょう。

「何分磨いたか」だけでなく、いつも残りやすい場所へ時間を配分することが大切です。

強く磨くほど、プラークがよく落ちるわけではありません

「やさしく磨くと、汚れが残りそうで不安です」

そう話される方もいます。

しかし、歯磨きは力で削り落とすものではありません。

強く押しつけると、毛先が外へ開き、狙った場所から逃げることがあります。特にテーパー毛は、圧が強いと先端がはね、細かい部分へ届きにくくなることがあります。

歯ブラシを使い始めて間もないのに、毛先が大きく開く場合は、磨く力が強い可能性があります。

歯ぐきが下がる、歯の根元がしみる、歯の根元にへこみができるといった変化には、歯ブラシの力だけでなく、歯肉や骨の厚み、歯の位置、炎症、食生活、噛み合わせなど複数の要因が関係します。

そのため、「歯ぐきが下がったから、すべて歯磨きのせい」とは言えません。

ただし、同じ場所へ強い力を繰り返しかける磨き方は、見直した方がよい場合があります。歯ブラシをペンのように軽く持つと、過剰な力を抑えやすくなります。手先に力が入りにくい方や、手の動かし方に制限がある方では、持ち方そのものを無理に統一せず、安定して操作できる方法を選びます。

【歯磨きのしすぎと歯肉退縮・知覚過敏についてはこちら】

歯ブラシは、磨く場所に合った大きさと形を選びます

歯ブラシは、毛の硬さだけで選ぶものではありません。

ヘッドの大きさ、植毛部の幅、毛の長さ、毛先の加工、柄の形などによって、届きやすい場所が変わります。

ヘッドが大きい歯ブラシは、広い面を効率よく磨ける一方、奥歯の後ろ側や歯並びが重なった場所へ入れにくいことがあります。

小さなヘッドは細かい場所へ入れやすい反面、一度に磨ける範囲が狭くなります。

歯肉の炎症が強い方、歯肉退縮がある方、被せ物が多い方、矯正装置がある方では、同じ歯ブラシが適するとは限りません。

また、適切な歯ブラシを選んでも、毛先が開けば、本来の角度で歯へ当たりにくくなります。

1か月に1本を分かりやすい目安としつつ、裏側から見て毛先がヘッドの幅より外へはみ出している場合は、期間を待たずに交換しましょう。

【歯ブラシの交換頻度と毛先の開きについてはこちら】

歯ブラシだけでは、歯と歯の間を十分に磨けないことがあります

歯ブラシの毛先を正しく当てても、歯と歯が接触している部分には届きにくいことがあります。

歯と歯の間が狭い場所では、デンタルフロスを使います。

歯ぐきが下がってすき間がある場所、ブリッジ、インプラント、歯周病治療後の歯間部などでは、歯間ブラシが適している場合があります。

歯間ブラシは、最も太くて無理に通るサイズを選ぶものではありません。

毛が左右の歯面へ触れ、強く押し込まずに挿入でき、患者さん自身が毎日同じ操作を再現できることが大切です。

歯ブラシ、フロス、歯間ブラシは、どれか一つでほかを代用するのではなく、磨く場所によって役割を分けます。

【デンタルフロスの種類と選び方はこちら】

【歯間ブラシの適正サイズについてはこちら】

フッ化物配合歯磨剤は、就寝前を含めて1日2回使います

旧稿では「朝食前に磨きましょう」としていましたが、朝の歯磨きを必ず食事前に限定する必要はありません。

起床後の不快感や口臭が気になる方は食事前に磨くこともありますし、食後の食べかすやプラークを取り除くために食後に磨く方もいます。

どちらを選ぶかより、無理なく継続できる時間を決め、就寝前を含めて1日2回、フッ化物配合歯磨剤を使うことが重要です。

厚生労働省の情報では、6歳以上の成人・高齢者は1,400~1,500ppmFのフッ化物配合歯磨剤を、歯ブラシ全体に1.5~2cm程度使用する方法が示されています。

歯磨き後は軽く吐き出し、うがいをする場合は少量の水で1回とします。

3~5歳では900~1,000ppmFをグリーンピース程度、歯が生えてから2歳までは900~1,000ppmFを米粒程度とし、保護者が使用量を管理します。年齢や飲み込みの状態によって使い方は調整が必要です。

歯磨剤の虫歯予防効果には、フッ化物濃度だけでなく、使用回数、使用量、すすぎ方なども関係します。何を選ぶかと同時に、どのように使うかを確認しましょう。

染め出しや鏡を使うと、自分の磨き癖が分かります

自分ではお口の中全体を同じように磨いているつもりでも、実際には毎回同じ場所にプラークが残ることがあります。

利き手、歯ブラシを持ち替えるタイミング、口の開け方、舌や頬の動きによって、磨きやすい場所と磨きにくい場所が生まれます。

そこで役立つのが、鏡や歯垢染色剤による確認です。

赤く染まった場所を見れば、「歯磨きができていない」と責めるためではなく、自分の毛先が届きにくい場所を具体的に知ることができます。

洗面台の鏡だけでは奥歯の内側を見にくいため、手鏡を使って横から確認する方法もあります。

毎回染め出す必要はありません。

定期検診で磨き残しを確認し、自宅ではその場所を意識するだけでも、歯ブラシを動かす順番が変わります。

右上の外側から始め、右上の内側、左上、左下、右下というように、自分で順番を固定すると、磨き忘れを減らしやすくなります。

ブランデンタルクリニックでは、患者さんごとに磨き方を調整します

ブランデンタルクリニックでは、全員へ同じ歯ブラシ、同じ角度、同じ動かし方をお伝えするわけではありません。

虫歯ができやすい場所、歯周ポケット、歯ぐきからの出血、歯肉退縮、歯並び、被せ物、ブリッジ、インプラントなどを確認し、必要な場所へ毛先を届ける方法を考えます。

歯ブラシの種類や持ち方だけでなく、患者さんが実際に歯ブラシを動かしている様子も確認します。

説明を聞いたときには理解できても、自宅で同じ動きを再現できなければ、毎日のセルフケアにはつながりません。

そのため、

「奥歯の裏側へ手首をどう返すか」

「前歯の裏へ歯ブラシをどの方向から入れるか」

「歯間ブラシをどの角度で通すか」

といった細かな動作まで、一緒に確認します。

正しい歯磨きとは、一つの方法を完璧に覚えることではありません。

自分のお口の中で、プラークが残りやすい場所を知り、そこへ毛先を無理なく届けられることです。

広島市中区立町で歯磨き方法を見直したい方へ

毎日歯を磨いていても、

「いつも同じところに汚れが残る」

「歯ぐきから血が出る」

「歯の根元がしみる」

「奥歯の裏側へ歯ブラシが届かない」

「45度と90度のどちらがよいのか分からない」

ということがあります。

歯磨きは毎日行うため、一度方法を見直すと、長い期間にわたってお口の状態へ影響します。

一方で、強い力や難しい方法を無理に続ける必要はありません。

歯並び、歯ぐき、治療した歯、手の動かしやすさに合わせ、毎日再現できる方法を選ぶことが大切です。

広島市中区立町、紙屋町・八丁堀周辺で、歯ブラシの当て方、フロスや歯間ブラシの使い方、磨き残しについて気になる方は、定期検診や予防歯科の際にご相談ください。

よくある質問

Q. 歯ブラシは45度と90度のどちらが正しいですか?

どちらか一方だけが正しいわけではありません。広い歯面では90度に近く、歯と歯ぐきの境目では45度程度を目安にすることがあります。前歯の裏側や奥歯の後ろ側では、さらに歯ブラシの向きを変えます。

Q. 歯ブラシは何mmくらい動かせばよいですか?

数字だけで決める必要はありません。毛先が狙った場所から大きく離れず、隣の歯へ飛び移らない程度の小さな動きが目安です。一度に1~2本ずつ磨きましょう。

Q. 歯ブラシは歯周ポケットの中まで入れるべきですか?

毛先を歯周ポケットの奥へ無理に押し込む必要はありません。歯と歯ぐきの境目へやさしく当て、細かく動かします。深い歯周ポケットや歯石は、歯磨きだけでは改善できないことがあります。

Q. 下の前歯の裏側は、かき出すように磨けばよいですか?

歯ブラシを縦または斜めに入れる方法は有効ですが、大きく強くかき出す必要はありません。先端の毛束を歯ぐきに近い場所へ置き、小さな円弧を描くように動かします。

Q. 強く磨いた方がプラークは落ちますか?

強く押すほどよく落ちるわけではありません。毛先が大きく開くと、必要な場所から逃げることがあります。歯ブラシを軽く持ち、毛先を狙った場所へ当てることが大切です。

Q. 歯磨きは朝食前と朝食後のどちらがよいですか?

どちらか一方だけを正解とする必要はありません。生活に合わせて続けられる時間を選び、就寝前を含めて1日2回、フッ化物配合歯磨剤を使うことを優先しましょう。

Q. 歯ブラシだけでお口全体をきれいにできますか?

歯と歯の接触部分など、歯ブラシだけでは届きにくい場所があります。狭い歯間部にはフロス、すき間がある場所には歯間ブラシを使い分けます。

参考文献

  • 荒木久生.歯ブラシを使いこなそう.日本歯周病学会会誌.2022;64(4):199-204. 
  • 左近帆乃佳,前田耕助.歯垢の磨き残し部位からみた非利き手での歯磨きの特徴.日保学誌.2023;26(1):16-24. 
  • 石塚洋一.日本で販売されている主なフッ化物配合歯磨剤.歯科学報.2024;124(4):321-323. 
  • Deinzer R, et al. Manual toothbrushing techniques for plaque removal and the prevention of gingivitis—A systematic review with network meta-analysis. PLoS One. 2024;19:e0306302. 
  • Ausenda F, et al. The Effect of the Bass Intrasulcular Toothbrushing Technique on the Reduction of Gingival Inflammation: A Randomized Clinical Trial. J Evid Based Dent Pract. 2019. 
  • 厚生労働省 e-ヘルスネット.フッ化物配合歯磨剤.

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