2026年9月14日

(受付さんの備忘録)

はじめに
「前の歯医者でCTを撮ったのですが、持って行った方がいいですか?」
「CTのCDをもらっています。そのまま持参して大丈夫ですか?」
「USBメモリに入れてもらえば、別の歯医者でも見てもらえますか?」
転院やセカンドオピニオン、根管治療、親知らず、インプラントなどの相談では、このようなご質問をいただくことがあります。
先に結論からお伝えすると、他院で撮影したCT画像は、受診する歯科医院で診療の参考にできる場合があります。
ただし、「CDを持っていれば必ず開ける」「USBならどこでも使える」「DICOM形式なら必ず読み込める」「CTを持参すれば新しく撮影しなくてよい」というわけではありません。
大切なのは、CD-R・DVD-R・USBといったデータを運ぶ媒体だけではなく、中にどのような形式のデータが入っているか、そして受診する歯科医院がその媒体やデータを受け入れられるかです。
医療画像では「DICOM(ダイコム)」という標準規格が広く使われています。一方、USBメモリにCTデータを保存すること自体は可能でも、情報セキュリティ上、患者さんが持参したUSBメモリを院内のパソコンへ接続しない医療機関もあります。
そのため、まだCTデータを受け取っていない場合は、最初から撮影元へ「USBにしてください」とお願いするよりも、まず受診予定の歯科医院へ「他院CTを持参したいのですが、どの媒体・形式なら確認できますか」と聞いておくと行き違いを減らせます。
他院で撮ったCTデータは歯医者に持参できる?
他院で撮影されたCT画像は、現在の診察や治療計画を考える際の参考になることがあります。
たとえば、根管治療、親知らず、インプラント、外傷、歯周病、顎の骨や上顎洞の確認、セカンドオピニオンなどで以前CTを撮影している場合です。
同じ場所について別の歯科医院へ相談するときには、「以前CTを撮ったことがある」という情報そのものが大切です。
ただし、「CTを持参できる」ことと「そのCTだけで今回必要な診断ができる」ことは別です。
以前のCTが今回の診療に使えるかどうかは、いつ撮影したか、どの範囲を撮影したか、現在の症状が撮影時から変化していないか、画像の質が今回の目的に合っているか、必要な場所が写っているかなどによって変わります。
さらに、画像が入ったCD-RやUSBを持参しても、受診先の機器やソフトで正常に読み込めなければ、元のCTを十分に確認できない場合があります。
つまり、
- CTデータを持っている
- そのデータを受診先で読み込める
- 今回の診断に必要な情報が含まれている
という3つは、それぞれ別の段階です。

CD・DVD・USB——大切なのは「入れ物」だけではありません
患者さんからすると、「画像データならCDでもUSBでも同じでは?」と思われるかもしれません。
しかし医療機関では、保存できることと、院内システムで安全に読み込めることは別に考える必要があります。
CD-R・DVD-Rで受け渡されることがあります
医療機関同士でCTやレントゲン画像をやり取りするときには、CD-RやDVD-Rなどの可搬媒体が使われることがあります。
広島大学病院でも、紹介時の画像情報についてDICOM共通規格でCD・DVDを作成するよう案内しています。
ただし、「CDだから必ず開ける」という意味ではありません。
CDはあくまでデータを保存して運ぶための媒体です。同じCDでも、DICOM形式の医用画像、JPEG画像、PDF、専用の閲覧ソフトなどが収録されている場合があります。
また、標準的なDICOMデータであっても、受診側のシステムや収録方法などによって正常に読み込めない場合があります。
そのため、「病院でもらったCDなら、どの歯科医院でも必ず使える」わけではありません。
USBは「保存できる」と「院内機器へ接続できる」が別
USBメモリは小さく、持ち運びにも便利です。CT画像をUSBへ保存すること自体も技術的には可能です。
しかし、USBへCTを保存できることと、患者さんが持参したUSBを受診先の院内機器へ接続できることは別の問題です。
外部から持ち込まれたUSBなどの記録媒体は、マルウェアなどが医療情報システムへ入り込む経路になる可能性があります。
そのため、情報セキュリティ上の院内ルールとして、患者さんが持参したUSBメモリを接続しない医療機関もあります。
実際、東京歯科大学千葉歯科医療センターでは、画像データの媒体としてCD-R・DVD-R、形式としてDICOMを案内する一方、USBメモリについてはウイルス感染対策の観点から接続しないことを明示しています。
ですから、「USBなら一番確実」とは限りません。
USBしか持っていない場合でも、それだけで受診を諦める必要はありません。「他院CTがUSBに入っています」と予約時に伝え、受診先でどのように扱えるか確認してください。

DICOM(ダイコム)って何?CT画像で使われる標準規格
CTデータについて調べると、「DICOM」という言葉を見ることがあります。
DICOMは「Digital Imaging and Communications in Medicine」の略で、CTやレントゲンなどの医用画像を保存・交換するために広く使われている標準規格です。
患者さんがDICOMの詳しい仕組みまで覚える必要はありません。
大切なのは、
CD-R・DVD-R・USB=データを運ぶ媒体
DICOM=医用画像を扱うための標準規格
という違いです。
たとえば、CDやUSBを「封筒」、DICOMやJPEG、PDFなどを「その中に入っている情報の種類」と考えると、大まかな違いをイメージしやすいかもしれません。

DICOMならどこでも必ず開けるわけではありません
DICOMは医療画像の標準規格ですが、「DICOM=すべての医療機関で必ず同じように読み込める」という意味ではありません。
画像を作成した機器、データの収録方法、受診先の画像管理システム、使用している閲覧ソフトなどの組み合わせによっては、正常に表示できない場合があります。
そのため、「DICOMで用意してもらえば100%大丈夫」とは言い切れません。
それでも、他院へ医用画像を渡す際にDICOMが広く利用されているため、撮影した医院へ画像データを依頼するときには、「DICOM形式で用意できますか?」と確認する価値があります。
スマホにCTの写真があります——元のCTデータとは違う?
「CDはありませんが、CT画面をスマホで撮っています」という方もいらっしゃいます。
スマートフォンに保存したCT画面の写真、スクリーンショット、JPEG画像、PDF、紙に印刷された画像なども、過去の状態や治療経過を知る参考になる場合があります。
ですから、「DICOMではないから意味がない」と考えて、手元の資料を捨ててしまう必要はありません。
ただし、スマートフォンに保存された数枚の画像と、元のCTデータでは、受診先で確認できる情報が同じとは限りません。
CTでは、必要に応じて撮影範囲を複数の方向から確認したり、断面を切り替えて観察したりします。
そのため、「CTの画面写真があります」と「CTのDICOMデータがあります」は区別して考える必要があります。
歯科用CTと普通のレントゲンの違いや、デンタル・パノラマ・CTをどのように使い分けるかについては、歯科用CTと普通のレントゲンは何が違う?デンタル・パノラマとの見え方、被ばく、使い分ける理由でも詳しく解説しています。
まだCTデータを受け取っていないなら、先に受診先へ確認
今回、一番覚えていただきたいのが確認する順番です。
別の歯科医院で以前のCTを見てもらいたいからといって、すぐ撮影元へ「USBに入れてください」「CDを作ってください」と依頼する必要はありません。
受診先によって、受け入れられる媒体や方法が異なる可能性があるためです。
おすすめの順番は、
①受診予定の歯科医院へ確認
↓
②撮影した医院へ画像データを依頼
↓
③用意されたデータを受診時に持参
です。
①まず受診先へ「他院CTがあります」と伝える
たとえば、
「以前の歯医者でCTを撮っています。まだデータは受け取っていませんが、持参した方がよいでしょうか?」
と相談します。
その際に、「CD-Rなら確認できます」「USBは接続できません」など、受診先の運用を確認できれば、その後のやり取りがスムーズになります。
②次に撮影した医院へ画像データを相談する
受診先で必要な媒体や形式が分かったら、撮影した医院へ、
「別の歯科医院へ持参したいので、以前撮影したCTの画像データを受け取れますか?」
と相談します。
必要に応じて、「DICOM形式で用意できますか?」「CD-Rで受け取れますか?」なども確認します。
③すでにCDやUSBを持っている場合は、そのまま伝える
すでに画像データを受け取っている方は、作り直す前に「CD-Rを持っています」「USBに入っています」と受診先へ伝えてください。
自己判断でファイルを別の媒体へコピーしたり、データ形式を変換したりする必要はありません。

CTを撮った歯医者には何と頼めばいい?
以前CTを撮った医院へ画像データをお願いするときは、「別の歯科医院へ持参したい」という目的を伝えると分かりやすくなります。
たとえば、
「以前撮影したCTを別の歯科医院で診てもらいたいのですが、画像データを受け取れますか?」
と伝えます。
さらに、受診先から媒体・形式の案内を受けている場合は、「DICOM形式でお願いできますか?」「CD-Rで用意できますか?」と確認してみてください。
ここで一点、注意があります。
厚生労働省の指針では、エックス線写真などの画像も診療記録に含まれ、患者さんから求められた場合は原則として診療記録を開示する考え方が示されています。
ただし、画像記録の開示を受けられることと、患者さんが希望した媒体やDICOM形式で必ず交付してもらえることは同じではありません。
医療機関によって、申請方法、本人確認、提供媒体、データ形式、作成までの日数、費用、保存状況などが異なります。
そのため、受診当日に撮影元へ立ち寄り、「今からCTのCDをください」とお願いしても、すぐには受け取れないことがあります。できれば時間に余裕をもって確認してください。
「生データをください」と伝える必要もありません。通常は、「他院で確認してもらうためのCT画像データ」と伝えれば目的が分かりやすくなります。

受診する歯医者には予約時に何を伝えればいい?
他院でCTを撮っている場合は、予約時に、「他院でCTを撮っています」とお知らせください。
もし分かれば、いつ頃撮ったか、どの歯・どの場所を撮ったか、何の治療・相談のために撮ったか、CD-R・DVD-R・USBなど何を持っているかも伝えていただけると確認しやすくなります。
たとえば、
「3か月前に右下の親知らずでCTを撮って、CD-Rをもらっています」
「他院で根管治療中にCTを撮りました。DVDを持っています」
「インプラントの相談でCTを撮り、USBで受け取れると言われています」
といった伝え方です。
DICOM形式かどうかが分からなくても問題ありません。
患者さん自身がCDをパソコンで開いて、「DICOMDIRというファイルがあるか」「拡張子は何か」と調べる必要はありません。
分からなければ、「CTのCDがあります」だけでも大切な情報です。
必要な場合は、撮影した医院へ何を確認すればよいか、受診先へ相談しましょう。

CT画像のCDやUSBには患者さんの情報が含まれることがあります
CTやレントゲンの画像データには、患者さんの氏名、患者番号、撮影日時などの情報が付いている場合があります。
CD-RやDVD-R、USBメモリなどを受け取った場合は、一般的な書類と同じように紛失しないよう保管してください。
また、「別の媒体へ移した方が開きやすいかもしれない」と考えて、患者さん自身で画像ファイルをコピーしたり、形式を変換したりする必要はありません。
受け取った媒体をそのまま持参し、「この状態で受け取りました」と伝えるのが分かりやすい方法です。
CTを持参すれば、もう撮り直さなくていい?
「先月CTを撮ったばかりなので、できればもう一度撮影したくない」
「被ばくもあるので、以前の画像を使ってほしい」
と思う方もいるでしょう。
以前のCTが現在の診断に十分使える場合は、過去画像を確認する意味があります。
しかし、「CTを持参した=必ず新しいCT撮影が不要になる」わけではありません。
たとえば、撮影から時間が経って状態が変化している、現在の症状が以前と違う、今回診たい場所が撮影範囲に入っていない、今回必要な範囲まで撮影されていない、画像の質が診断目的に合わない、金属などの影響で画像が乱れて必要な場所が見えにくい、今回の治療計画を立てるために現在の状態を確認する必要がある、持参したデータを正常に読み込めない、といった場合には新しい撮影を検討することがあります。
ですから、「前にCTを撮ったのに、また撮影する=前のCTが無駄だった」という意味ではありません。
前回の撮影目的と今回の診療目的が違う場合もありますし、以前の画像と現在の画像を比較すること自体に意味がある場合もあります。
新しい撮影が必要かどうかは、現在の症状、診察所見、過去画像の内容などを確認したうえで歯科医師が判断します。
紹介状があればCTはいらない?CTがあれば紹介状はいらない?
紹介状とCT画像には、それぞれ違う役割があります。
CTは、歯や骨などを画像として確認するための情報です。
一方、紹介状や診療情報提供書には、どのような症状があったか、どのような検査を行ったか、これまでどんな治療をしたか、どのような診断・疑いがあるか、何を目的として紹介するのか、全身状態や服薬情報など、画像だけでは分からない情報が記載されることがあります。
そのため、「CTがあるから紹介状はいらない」「紹介状があるからCTはいらない」と一律には言えません。
他院で撮ったレントゲン、CT、紹介状、治療計画書などを持参するときの考え方については、他院で撮ったレントゲンや紹介状は必要?持参できる資料と受付で確認することでも詳しく解説しています。
治療途中で歯医者を変えるときは、CT以外の情報も大切です
治療途中で転勤した、引っ越した、通院先を変えたいなどの理由で別の歯科医院へ移る場合には、CTだけでなく、それまでの治療経過も重要です。
たとえば根管治療中なら、どの歯を治療しているか、何回くらい治療したか、最後に治療したのはいつか、仮のふたが入っているか、現在痛みや腫れがあるかなども、次の医院で治療を再開するうえで役立ちます。
治療途中で医院を変えるときの準備については、治療途中で歯医者を変えたいとき|転院相談で持ってきてほしい情報を受付が解説も参考にしてください。
セカンドオピニオンでCTを持参する場合は?
「他院で歯を抜くと言われた」「インプラントを勧められた」「根管治療を続けるか抜歯するか迷っている」など、別の歯科医師の意見を聞きたい場合もあります。
以前のCTやレントゲンは、それまでどのような状態を確認して治療方針が決められたのかを考える材料になる場合があります。
ただし、セカンドオピニオンでも、画像だけで結論が決まるわけではありません。
現在のお口の状態、症状、これまでの経過、歯周組織、噛み合わせ、歯を残した場合の治療可能性などを総合して判断します。
他院で抜歯を勧められた後の相談については、他院で歯を抜くと言われたとき、セカンドオピニオンはどう予約する?レントゲン・紹介状・治療経過の伝え方もあわせてご覧ください。
他院CTを持参するときの予約前チェック
難しい医療用語を全部調べる必要はありません。
分かる範囲で、次の内容を確認してみてください。
- 他院でCTを撮ったこと
- いつ頃撮ったか
- どこの歯・どの部位を撮ったか
- 何のためにCTを撮ったか
- CD-R・DVD-R・USB・スマホ画像など、今手元にあるもの
DICOMかどうかが分からなくても構いません。
撮影年月が正確でなくても、「今年の春ごろ」「半年くらい前」でも大丈夫です。
大切なのは、「以前CTを撮ったことがあります」と予約時に伝えることです。

ブランデンタルクリニックへ他院CTを持参したい方へ
ブランデンタルクリニックへ受診予定で、他院で撮影したCTやレントゲン画像をお持ちの場合は、予約時にそのことをお知らせください。
「他院でCTを撮りました」「CTのCDを持っています」「USBでデータを受け取れると言われています」など、分かる範囲で構いません。
媒体やデータ形式によって確認方法が異なる場合がありますので、当院で確認できる媒体・形式については、予約時にお問い合わせください。
まだ画像データを受け取っていない場合も、「他院でCTを撮っています」と先にお知らせいただければ、持参方法を確認しやすくなります。
WEB予約・LINE・電話の使い分けについては、WEB予約・LINE・電話、どれで予約する?ブランデンタルクリニックの予約方法と使い分けでもご案内しています。
ブランデンタルクリニックは、広島市中区立町の立町中央ビル4階、立町駅徒歩1分です。4階へはエレベーターをご利用いただけます。
強い歯の痛み、歯ぐきや顔の腫れ、外傷など急ぐ症状がある場合は、CTデータの準備だけを優先して受診を遅らせないでください。
当日電話受付可で、予約状況によっては急患同日可の場合があります。まずはお電話で現在の症状と「他院でCTを撮ったことがある」ことをあわせてお知らせください。
よくある質問
Q.他院でもらったCTのCDは、そのまま持って行っていいですか?
持参できる場合があります。
ただし、受診先で画像を読み込めるかは、データ形式やシステムによって異なります。
予約時に「他院でCTを撮って、CDを持っています」と伝えておくと確認しやすくなります。
Q.USBメモリにCTを入れてもらえば、どこの歯医者でも見られますか?
いいえ。
USBへCTデータを保存すること自体は可能ですが、情報セキュリティ上、患者さんが持参したUSBを院内機器へ接続しない医療機関もあります。
まだデータを受け取っていない場合は、先に受診予定の歯科医院へ確認してください。
Q.DICOM形式なら必ず開けますか?
DICOMは医用画像の標準規格ですが、すべての医療機関・すべての画像システムで必ず同じように利用できることを保証するものではありません。
受け入れ側のシステムや収録方法などによっては、正常に読み込めないことがあります。
Q.DICOMかどうか、自分で調べた方がいいですか?
無理に調べる必要はありません。
「CTのCDを持っています」「USBに入っていると言われました」など、分かる範囲で受付へ伝えてください。
必要な場合は、撮影した医院へ何を確認すればよいか受診先へ相談しましょう。
Q.スマホにCT画像の写真があります。持って行く意味はありますか?
参考になる場合があります。
ただし、スマートフォンに保存した数枚の写真やスクリーンショットと、元のCT画像データでは確認できる情報が同じとは限りません。
スマホ画像しかない場合も、何を持っているか予約時にお知らせください。
Q.CTデータをメールやLINEで送ってもいいですか?
自己判断で送信するのは避け、受診先が案内する方法を確認してください。
CT画像には氏名、撮影日時などの患者情報が含まれている場合があります。また、受診先が通常のメールやLINEで医用画像データを受け付けているとは限りません。
クラウドストレージなどを利用したい場合も含め、まず受診先へ「どの方法で渡せますか」と確認するのが安全です。
Q.CTを持参すれば、新しくCTを撮らなくて済みますか?
必ずしもそうではありません。
撮影した時期、範囲、画質、現在の症状、今回の診療目的などによっては、新しい画像が必要になることがあります。
持参したCTと現在のお口の状態を確認したうえで歯科医師が判断します。
Q.以前撮ったCTを新しく撮り直すと言われたら、前のCTは無駄だったということですか?
必ずしもそうではありません。
以前と現在では状態が変わっている場合がありますし、前回と今回で撮影目的が異なることもあります。
過去画像と現在の画像を比較することに意味があるケースもあります。
Q.CDをなくしてしまいました。撮影した歯医者でもう一度もらえますか?
まず撮影した医療機関へ相談してください。
画像データの保存状況、再交付・開示の方法、費用、受け取りまでの期間、提供できる媒体などは医療機関によって異なります。
Q.希望すれば必ずDICOM形式でもらえますか?
必ずしもそうとは限りません。
診療記録の開示を求められることと、希望する媒体・データ形式で提供されることは別です。
撮影した医療機関がどのような方法で画像を提供できるか確認してください。
Q.紹介状がありません。CTだけでも持って行った方がいいですか?
CT画像と紹介状は役割が異なります。
画像が診療の参考になる場合がありますので、CTを持っていることは予約時に伝えてください。
紹介状が必要かどうかについても、受診目的に応じて確認するとよいでしょう。
Q.CTがあるかどうか分からなくても予約できますか?
もちろん予約相談できます。
CTの有無や形式が分からないことを理由に、症状のある歯の受診を遅らせる必要はありません。
まず現在の症状をお知らせください。
まとめ|「他院でCTを撮りました」の一言から始めてください
他院で撮影したCTは、別の歯科医院で診療の参考にできる場合があります。
ただし、CD-R・DVD-R・USBといった「媒体」と、DICOM・JPEG・PDFなどの「データ形式・規格」は別です。
CDだから必ず開けるわけではありません。
USBメモリもCTデータを保存することはできますが、情報セキュリティ上、患者さんが持参したUSBを院内機器へ接続しない医療機関があります。
DICOMも医用画像の標準規格ではありますが、すべてのシステムで必ず読み込めるとは限りません。
まだ画像データを受け取っていない場合は、
①受診先へ持参方法を確認
②撮影した医院へ画像データを依頼
③用意された媒体を持参
という順番にすると行き違いを減らせます。
すでにCDやUSBをお持ちなら、作り直したり自分で変換したりする前に、「CTのCDがあります」「USBに入っています」と受診先へ伝えてください。
DICOMか分からなくても構いません。CDの中身を自分で調べる必要もありません。
そして、CTを持参したからといって必ず新しい撮影が不要になるわけでもありません。
以前のCTが今回の診療に使えるか、新しい画像が必要かは、過去画像と現在のお口の状態を確認したうえで判断します。
他院CTをお持ちの方は、まず予約時に、「以前、他院でCTを撮りました」と一言お知らせください。
それが、画像データを無理なく診療へつなげる最初の一歩です。
