退院直後・手術後の歯科受診はいつから?歯医者の予約時に伝えること・確認事項|広島市中区立町の歯医者(紙屋町、八丁堀、袋町からすぐで通いやすい)|ブランデンタルクリニック|土曜日、日曜日、祝日診療

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退院直後・手術後の歯科受診はいつから?歯医者の予約時に伝えること・確認事項

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2026年8月09日

退院直後・手術後の歯科受診はいつから?歯医者の予約時に伝えること・確認事項

(受付さんの備忘録)

はじめに

「昨日、病院を退院したばかりなのですが、歯医者に行っても大丈夫ですか?」

「手術を受けたあと、歯科治療はどのくらい空ければ受けられますか?」

受付でも、ときどきこうしたご相談をいただきます。

先にお伝えすると、「手術から○日経てば、すべての歯科治療を受けられる」という、すべての方に共通する基準があるわけではありません。

反対に、退院したばかりだからという理由だけで、歯医者へ行ってはいけないわけでもありません。

何の手術を受けたのか。現在の体調はどうなのか。退院後に薬が変わっていないか。これから病院でどのような治療が予定されているのか。そして歯科では、まず診察だけでよいのか、抜歯など出血を伴う治療が必要なのか。こうした条件によって、歯科側で確認したいことは変わります。

そのため退院直後・手術後に歯科を予約するときは、「手術から何日経ったか」だけで判断せず、現在の状況を分かる範囲で歯科医院へ伝えていただくことが大切です。

退院直後・手術後の歯科受診はいつから?一律の「○日後」という基準はありません

「手術後、何日空ければ歯医者へ行けますか?」

と聞かれることがあります。とても自然な疑問なのですが、実際には「何日」という数字だけでは決められません。

同じ手術後でも、心臓の手術を受けた方と、人工関節の手術を受けた方、がんの手術を受けた方では、その後の治療や服薬内容が違います。全身麻酔を使った手術でも、退院後すぐ日常生活に近い状態まで戻っている方もいれば、まだ食事量が少なかったり、体力が十分に戻っていなかったりする方もいます。

また、歯科治療の内容も一つではありません。お口の中を診察したり、レントゲンを撮ったりするだけの場合と、局所麻酔を使った処置や抜歯、歯周外科などを行う場合とでは、確認すべき内容が違います。

つまり、「歯科を受診してよいか」と「その日にどこまで歯科治療を行えるか」は、分けて考える必要があります。

手術後だからという理由だけで、歯の痛みや腫れを何週間も我慢する必要はありません。まずは歯科医院へ、現在の状況を伝えて相談してください。

まず「何の手術を受けたのか」を教えてください

予約の際に最初に確認したいのが、今回どのような手術や治療を受けたのかです。

難しい正式名称まで覚えていなくても構いません。

「心臓の弁の手術をしました」「心臓の血管にステントを入れました」「股関節を人工関節にしました」「大腸がんの手術でした」「骨折して手術をしました」といった説明でも、最初の情報として十分役立ちます。

手術を受けた日、退院した日、入院していた病院、診療科まで分かれば、より状況を整理しやすくなります。必要に応じて歯科医師が現在の全身状態を確認し、病院の主治医との情報共有が必要かどうかを判断します。

手術そのものだけでなく「入院前と何が変わったか」も大切です

患者さんにとって一番印象に残っているのは、やはり「何の手術を受けたか」だと思います。もちろん、それは歯科側にとっても重要です。

ただ、退院後の歯科受診ではもう一つ、今回の入院によって何が変わったのかも確認したいところです。

たとえば、入院をきっかけに新しい薬が始まったり、今まで飲んでいた薬の量が変わったりすることがあります。反対に、それまで使っていた薬が中止になることもあります。飲み薬だけでなく、新しく注射や点滴治療が始まる場合もあります。

がんの手術後であれば、退院後に抗がん剤治療や放射線治療が予定されていることもありますし、再手術や追加の処置が予定されている場合もあります。

ですから、「手術は無事終わって退院しました」だけでなく、「退院後の治療がどうなっているか」まで教えていただけると助かります。

退院時にもらった薬が分かるものをお持ちください

退院後の歯科受診では、現在使用している薬の確認がとても大切です。

可能であれば、お薬手帳や退院時に渡された薬の一覧など、現在の服薬内容が分かるものをお持ちください。特に入院中や退院時に薬が変更された場合は、以前のお薬手帳だけでは現在の状況が分からないことがあります。

「なぜ歯医者でそこまで薬のことを聞くのだろう?」と思う方は、歯医者にお薬手帳を持って行く理由と、持病・服薬を伝えていただきたい理由⁠も参考にしてみてください。

また、「飲み薬はありません」という場合でも、定期的な注射や点滴を受けていることがあります。特に骨粗鬆症やがんの治療では、飲み薬だけでなく注射や点滴で使われる薬もあるため、それらも歯科側に伝えてください。

骨粗鬆症治療と歯科受診の関係については、骨粗鬆症の薬や注射を始める前に歯科受診をすすめられる理由⁠でも詳しくご紹介しています。

血液をサラサラにする薬は自己判断で止めないでください

心臓や血管の病気、脳梗塞などの治療をきっかけに、「血液をサラサラにする薬」と説明される抗血小板薬や抗凝固薬が追加されることがあります。

こうした薬を飲んでいる患者さんから、「抜歯するなら、その日は薬を飲まない方がいいですか?」と聞かれることがあります。

ですが、歯科受診や抜歯を理由に、患者さん自身の判断で薬を中止しないでください。

歯科治療では出血への配慮が必要ですが、薬を止めたことで血栓ができる危険性も考えなければなりません。そのため、何のために飲んでいる薬なのか、どの薬を使用しているのか、どのような歯科処置を予定しているのかを確認したうえで判断します。必要であれば、歯科医師から医科の主治医へ確認することもあります。

「歯医者に行く日だから今日は飲まないでおこう」とは考えず、普段の服薬状況をそのまま教えてください。

病院でもらった痛み止めや市販薬も忘れずに

退院後に意外と見落とされやすいのが、痛み止めです。

手術後の痛みのために病院から鎮痛薬を処方されているところへ、今度は歯が痛くなって、市販の頭痛薬や鎮痛薬を追加していることがあります。さらに歯科でも痛み止めを処方することになると、同じ成分や似た作用の薬が重なる可能性があります。

そのため、「病院でもらった薬はこれです」だけでなく、「市販の痛み止めも飲んでいます」という情報も教えてください。商品名が分からない場合は、薬の箱や袋を持ってきていただいたり、スマートフォンで写真を撮って見せていただいたりしても構いません。

心臓の手術を受けた方は、少し詳しく教えてください

「心臓の手術を受けました」という場合には、分かる範囲で内容も教えてください。

特に人工弁が入っている方、心臓弁の手術を受けた方、過去に感染性心内膜炎になったことがある方では、歯科治療の内容によって感染性心内膜炎の予防について確認が必要になる場合があります。

一方、冠動脈のカテーテル治療やステント治療を受けた方では、その後に抗血小板薬を服用していることがあります。

つまり、「心臓の手術」という同じ言葉でも、歯科側で確認したい内容は同じではありません。人工弁なのか、弁の手術だったのか、冠動脈バイパス手術だったのか、ステント治療だったのか。覚えている範囲で構いませんので教えてください。

「何年も前の手術だから、もう歯医者には関係ないだろう」と患者さん側で判断せず、人工弁や心臓弁の手術歴などは歯科にも伝えておくことをおすすめします。

がんの手術後は「これからの治療予定」も確認します

がんの手術を受けて退院した場合、手術が終わったからといって治療そのものがすべて終了しているとは限りません。

退院後すぐに抗がん剤治療が始まる方もいれば、外来で化学療法を継続する方、これから放射線治療を受ける方もいます。こうした治療では時期によって血液の状態や全身状態が変化することがあるため、特に抜歯など出血を伴う歯科処置を考える際には、病院側の情報を確認しながら治療時期を検討する場合があります。

また、過去に頭や首の周辺へ放射線治療を受けたことがある方は、今回の入院とは直接関係がなくても教えてください。かなり前の治療でも、その後の歯科治療を考えるうえで重要な情報になることがあります。

全身麻酔のあとから歯に違和感がある場合もご相談ください

全身麻酔で行われる手術では、呼吸を管理するために気管挿管が行われることがあります。

多くの場合は問題なく終わりますが、もともと大きく揺れている歯や弱っている歯がある場合などには、挿管時に歯への負担が問題になることがあります。

そのため、「手術前は気にならなかったのに、退院してから前歯が揺れる気がする」「歯が欠けたように感じる」「全身麻酔のあとから前歯が痛い」「かみ合わせが何となく変わった気がする」といった変化があれば、そのことも予約時に教えてください。

手術した場所が歯とは関係ないからと考えず、全身麻酔後から始まったお口の変化も歯科で確認できます。

紹介状がなくても受診できることはあります

「病院から紹介状をもらっていないから、歯医者には行けないのかな?」

と心配される方もいます。

必ずしも、紹介状がなければ歯科を受診できないという意味ではありません。ただ、退院時の説明書、お薬手帳、薬の一覧、診療情報提供書、主治医から渡された注意事項などが手元にあれば、受診時にお持ちいただくと役立つことがあります。

そこから必要な情報を確認し、それでも詳しい全身状態の確認が必要であれば、歯科医師が病院主治医との情報共有を検討します。

「紹介状をもらっていないから予約できない」とご自身で判断せず、まず歯科医院へ相談してください。

退院直後なら、今の体調も教えてください

手術名や薬と同じくらい、現在の体調も大切です。

発熱が続いている、強い倦怠感がある、まだ食事や水分を十分に取れていない、息苦しさがある、長時間診療台に横になるのがつらい、といったことがあれば教えてください。受付がその場で医学的な診断をするためではありません。現在の状態を歯科医師へ伝え、その日の診察や処置をどのように進めるかを考えるための情報になります。

なお、歯ではなく手術した部位や全身状態に急な異変が起きている場合には、歯科受診よりも、まず手術を担当した病院から受けている退院時の指示を優先してください。

一番忘れずに伝えてほしいのは「今、歯や口がどうなっているか」です

退院後の全身状態についていろいろ確認していると、肝心の歯の症状が後回しになってしまうことがあります。

でも、受付としては、「今回、何のために歯科を受診したいのか」もとても大切です。

強い歯の痛みがあるのか。歯ぐきや顔が腫れているのか。膿が出ているのか。被せ物が外れたのか。歯をぶつけたのか。あるいは全身麻酔のあとから歯がぐらつくようになったのか。こうした症状の内容によって、受診の緊急度も変わります。

特に強い痛みや腫れがある場合には、「手術したばかりだから、歯のことはしばらく我慢した方がいいだろう」と自己判断しないでください。歯や歯ぐきの感染をそのまま放置することが、安全とは限らないからです。

強い歯痛がある場合には、強い歯の痛みがあるとき、予約時に何を伝えるとよいか⁠も参考にしてください。

予約時に分かる範囲で教えていただきたい9項目

全部を完璧に覚えている必要はありません。分かる範囲で構いませんので、次の内容を教えていただけると診療につなげやすくなります。

  1. 何の病気・手術・治療だったか
  2. 手術を受けた日
  3. 退院した日
  4. 入院していた病院と診療科
  5. 退院後に追加・変更・中止された薬
  6. 注射・点滴で受けている治療
  7. 主治医から歯科について何か指示されているか
  8. これから予定されている抗がん剤・放射線治療・再手術など
  9. 現在の歯や口の症状

分からない項目があるからといって、予約の相談ができないわけではありません。

電話では最初に、「○日に○○の手術をして、○日に退院しました。今は歯が腫れています」というように、手術・退院・現在の歯科症状をまとめて教えていただけると、その後の確認がスムーズです。

退院直後・手術後の歯科受診でよくある質問

主治医に確認してから歯科を予約した方がいいですか?

必ず患者さん自身が病院へ問い合わせてからでなければ、歯科を予約できないというわけではありません。

まず歯科医院へ現在の状況を伝えてください。歯科医師が内容を確認し、主治医から詳しい情報を得る必要があると判断した場合には、医科歯科での情報共有を検討します。

クリーニングだけでも手術のことを伝えた方がいいですか?

はい。

今回すぐに抜歯などを行わない場合でも、最近の大きな手術や入院、新しく始まった薬は、その後の歯科治療計画を考えるうえで大切な情報になることがあります。「今日はクリーニングだから関係ない」と考えず、最近入院や手術があった場合は教えてください。

血液をサラサラにする薬や骨粗鬆症の薬は止めた方がいいですか?

歯科受診を理由に、患者さん自身で薬を中止しないでください。

歯科処置の内容だけでなく、その薬を使用している理由や全身状態も含めて判断する必要があります。必要に応じて、歯科医師と医科主治医が情報を共有して対応を検討します。

退院したばかりなのに歯が腫れています。待った方がいいですか?

強い痛みや腫れがある場合には、自己判断で何週間も待つのではなく、まず歯科医院へご連絡ください。

退院直後であること、どのような手術を受けたのか、現在どのような薬を使っているのか、現在の体調と歯の症状を確認したうえで、診察や応急処置を含めて対応を考えます。

「手術から何日経ったか」だけで決めず、まず現在の状況を教えてください

退院直後・手術後の歯科受診では、「手術後○日だから大丈夫」あるいは「まだ○日しか経っていないから歯医者には行けない」と、日数だけで判断することはできません。

何の手術を受けたのか。退院後に薬が変わったのか。これから病院でどのような治療が予定されているのか。主治医から歯科について何か指示があったのか。現在の体調はどうなのか。そして今、歯や口にどのような症状があるのか。

こうした情報を歯科側と共有して、必要であれば病院とも連携しながら、その時点で可能な診察や治療を考えていきます。

ブランデンタルクリニックは広島市中区立町、立町駅から徒歩1分、立町中央ビル4階にあります。1階のすき家が目印で、4階へはエレベーターをご利用いただけます。

退院直後で強い歯の痛みや腫れ、被せ物の脱離、外傷など急ぎの症状がある場合には、状況を確認しやすい電話でのご連絡をおすすめしています。当日の急患についてもご相談ください。

症状が強くなく、希望日時から予約したい場合はWEB予約、手術内容や薬など確認したいことが複数ある場合はLINEからのご相談も可能です。

「退院したばかりだから、歯医者へ行っていいのか分からない」

という段階でも構いません。分かる範囲で、現在の状況を教えてください。

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