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手術前に『歯科を受診してください』と言われたら何を予約する?検診・クリーニングとの違いと受付への伝え方

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2026年9月16日

手術前に『歯科を受診してください』と言われたら何を予約する?検診・クリーニングとの違いと受付への伝え方

(受付さんの備忘録)

はじめに

病院で手術の説明を受けているときに、

「手術までに歯科を受診しておいてください」

と言われることがあります。

そこで意外と迷いやすいのが、「歯医者では何を予約すればいいの?」ということです。

定期検診でしょうか。歯のクリーニングでしょうか。それとも虫歯の治療でしょうか。

「周術期の口腔管理を受けてください」と言われても、歯科医院の予約画面にその名前のメニューが見当たらず、困ってしまう方もいるかもしれません。

先に結論をお伝えすると、患者さん自身が「検診」「クリーニング」「虫歯治療」「抜歯」などの処置名を決めて予約する必要はありません。

予約するときに、

「○月○日に○○病院で手術予定です。病院から、手術前に歯科を受診するよう言われました」

と受付へ伝えてください。

手術日、病院からの指示内容、紹介状などの有無、現在の口の状態を確認したうえで、必要な診察や処置を歯科側で考えていきます。

結論|「検診」「クリーニング」を自分で選ばなくて大丈夫です

手術前の歯科受診で大切なのは、予約メニューの名前を患者さんが当てることではありません。

一番大切なのは、「手術前の歯科受診として来院したい」ことを最初に伝えることです。

たとえば電話では、

「○月○日に○○病院の○○科で手術予定です。病院から手術前に歯科を受診するよう言われました」

と伝えていただければ、受付で必要な確認を進めやすくなります。

手術名を正確に覚えていなくても、「心臓の手術です」「人工関節の手術です」「がんの手術です」など、分かる範囲で構いません。

「周術期等口腔機能管理」という言葉を知らなくても大丈夫です

手術などの前後に行う口腔管理について、診療報酬上では「周術期等口腔機能管理」という名称が使われています。

ただし、患者さんがこの正式名称を覚えて予約する必要はありません。

また、全身麻酔の手術を受ける方すべてが、必ず診療報酬上の周術期等口腔機能管理の対象になるという意味でもありません。

対象や受診方法は、手術内容、病院からの依頼、医療機関同士の連携方法などによって異なります。

病院から「手術前に歯医者へ行ってください」「口腔ケアを受けてください」「悪い歯がないか確認してください」「周術期口腔管理を受けてください」などと言われたら、その言葉をそのまま歯科医院へ伝えてください。

なぜ「普通のクリーニング」で予約しない方がいいの?

手術前の歯科受診では、歯の表面をきれいにするだけでなく、虫歯や歯周病など感染源になり得る場所がないか、グラグラする歯がないか、被せ物や差し歯が外れそうになっていないか、入れ歯の状態に問題がないか、手術前に優先して対応すべき歯科疾患がないかなどを確認することがあります。

そのため最初から「クリーニングだけお願いします」と処置内容を限定するより、手術前の歯科受診であることを伝えて、まず必要な診察を受ける方がスムーズです。

そもそも、なぜ手術前に歯科を受診するの?

「手術をするのはお腹なのに、なぜ歯医者?」

「人工関節の手術なのに、なぜ口の中を見るの?」

と思うかもしれません。

手術前の歯科受診には、いくつかの目的があります。

口の中に感染源になりそうな場所がないか確認するため

口の中には多くの細菌が存在しています。

虫歯、歯周病、根の先の感染、歯ぐきの腫れなどがある場合には、手術やその後の全身状態との関係を考えながら必要な対応を検討することがあります。

ただし、虫歯が1本ある=手術ができないという意味ではありません。

歯科では口腔内の状態を評価し、必要な処置や情報提供を行います。

そして、予定されている手術をそのまま行うのか、日程変更などを検討するのかを最終的に判断するのは、手術を担当する医療機関側です。

必要に応じて、歯科と手術病院で情報を共有しながら対応します。

全身麻酔で気管挿管するとき、歯を守るため

全身麻酔では、呼吸を管理するために気管へチューブを入れる「気管挿管」が行われることがあります。

このとき、大きくグラグラしている歯や、外れそうな差し歯、不安定な被せ物などがあると、歯の破折や脱落などのトラブルにつながる可能性があります。

そのため、「前歯が最近グラグラする」「差し歯が少し動く」「仮歯が入っている」「被せ物が外れそうな感じがする」といった情報も大切です。

手術前の歯科受診は、“歯をきれいにするためだけ”に行うものではありません。

手術後も口の中を清潔に保ちやすくするため

手術後は、痛みや体力低下などによって、普段通りの歯磨きが難しくなることがあります。

食事内容が変わったり、一時的に口から食べられなかったりする場合もあります。

そのため、可能な範囲で手術前から口の状態を確認し、必要な清掃やセルフケアについて説明しておくことにも意味があります。

手術前の歯科予約で受付に伝えたい8項目

予約時には、次の情報が分かる範囲であるとスムーズです。

全部を完璧に答えられなくても問題ありません。

①手術予定日

最も大切な情報の一つです。

「来月手術です」だけでなく、分かれば「10月15日に手術予定です」のように具体的な日付を伝えてください。

歯科で選択できる処置は、手術までどのくらい時間があるかによって変わることがあります。

②入院予定日

手術日の数日前から入院する予定であれば、入院日も伝えてください。

歯科を受診できる期間を考えるうえで重要です。

③手術を受ける病院名・診療科

「○○病院の心臓血管外科です」「○○病院の整形外科です」など、分かる範囲で構いません。

④何の手術を予定しているか

正式な手術名まで覚えていなくても問題ありません。

「心臓の手術」「人工関節の手術」「がんの手術」などでも、まずは十分です。

病院からもらった予定表や説明書に手術名が書いてあれば、受診時に持参してください。

⑤病院から何と言われたか

「歯医者で口の状態を見てもらってください」「クリーニングを受けてください」「悪い歯がないか確認してください」「この紙を持って歯医者へ行ってください」など、病院からの説明をそのまま教えてください。

⑥紹介状・歯科受診依頼書などを持っているか

病院から封筒や書類を渡されている場合は、予約時にそのことも伝えてください。

正式名称が分からなくても、「歯医者さんに渡す紙をもらっています」で構いません。

歯科治療で紹介状が必要になる場面や病院との連携については、別の記事でも詳しく解説しています。

⑦歯の痛み・腫れ・グラグラがあるか

今すでに、強い歯の痛みがある、歯ぐきが腫れている、膿が出る、歯がグラグラするといった症状がある場合は、予約時に伝えてください。

単なる術前確認とは、必要な診察時間や緊急度が変わる場合があります。

⑧差し歯・被せ物・仮歯などで気になるところがあるか

「差し歯が少し動く」「仮歯が取れそう」「被せ物が最近外れたことがある」といった情報も大切です。

特に全身麻酔を予定している場合は、気管挿管時の歯のトラブルを考えるうえでも確認したいポイントです。

病院から渡された紙は持って行った方がいい?

はい。

病院から歯科医院へ渡すように言われた書類がある場合は、受診時に持参してください。

紹介状、診療情報提供書、歯科受診依頼書、周術期口腔管理に関する書類など、名称は医療機関によって異なります。

検査結果や手術予定が書かれた資料も役立つことがあります

手術予定日や現在の病気、治療予定などが分かる資料があれば、持参すると確認しやすくなることがあります。

ただし、患者さん自身ですべての診療情報を集めなければ歯科を受診できないという意味ではありません。

書類を何ももらっていなくても、まず相談してください

「病院から口頭で歯医者へ行くよう言われただけ」ということもあります。

その場合も、「紹介状がないから、普通の定期検診で予約しよう」と自己判断するのではなく、「手術前に歯科受診を指示されたが、書類は特にもらっていない」と伝えてください。

病院からの書類が必要かどうかも含めて確認します。

歯科で記入した書類を病院へ戻す場合もあります

病院から持参した用紙の中には、歯科で診察した結果や実施した処置を書き込み、手術を行う病院へ返す形式のものがあります。

「歯科受診が終わったら、この用紙を病院へ持ってきてください」と言われる場合もあれば、医療機関同士で情報をやり取りする場合もあります。

受診後に、「この書類は自分で病院へ持って行くのか」「歯科医院から病院へ返すのか」が分からない場合は、そのまま受付へ確認してください。

いつもの歯医者で診てもらってもいい?

病院から受診する歯科医院を指定されている場合は、その指示に従ってください。

一方で、特に受診先の指定がなく、「かかりつけの歯医者で診てもらってください」と言われている場合には、普段通っている歯科医院で対応できることもあります。

ただし、歯科医院によって周術期の受診方法や病院との連携方法は異なります。

そのため、「手術前に歯科受診を指示されているのですが、こちらで診てもらえますか?」と予約前に確認するのがおすすめです。

受診当日は何を持って行けばいい?

一般的には、次のようなものがあると確認がスムーズです。

  • マイナ保険証など資格確認に必要なもの
  • お薬手帳、または現在飲んでいる薬が分かるもの
  • 病院からの紹介状や歯科受診依頼書
  • 手術日、入院日が分かる資料
  • 病院から渡された説明書や検査資料
  • 普段使用している入れ歯

特にお薬手帳は重要です。

手術を予定している方では、血液を固まりにくくする薬、骨粗しょう症の薬、ステロイドなどを使用していることがあります。

歯科治療では服用薬によって確認事項が変わるため、自己判断で薬を中止せず、現在の薬が分かるものを持参してください。

歯科受診にお薬手帳を持参する理由についても、別の記事で詳しく解説しています。

入れ歯を使っている方は持参してください

普段使っている入れ歯がある場合は、歯科受診時に持参してください。

全身麻酔を受ける方では、義歯の状態も口腔内確認に関係します。

入れ歯を使っていること、部分入れ歯なのか総入れ歯なのか、最近壊れたり緩くなったりしていないかも伝えてください。

手術前の歯科では何を確認するの?

手術前だからといって、全員に同じ検査や処置を行うわけではありません。

まず口の中を診察し、必要な確認を行います。

診察した結果、手術前に急いで歯科治療を行う必要がないと判断されることもあります。

術前歯科受診は、必ず何かを治療するための受診ではありません。「今の口の状態に、手術前に対応しておくべき問題がないか」を確認すること自体にも意味があります。

虫歯や歯周病などがないか確認します

口の中を診察し、虫歯、歯周病、歯ぐきの腫れ、歯の動揺、感染が疑われる部分などを確認します。

必要に応じてレントゲン検査や歯周病の検査を行うこともあります。

グラグラする歯や被せ物も確認します

全身麻酔を予定している場合には、気管挿管時のトラブルも考えて、特に前歯の動揺や被せ物などの状態を確認することがあります。

口の清掃状態を確認します

必要に応じて、歯石除去、歯面清掃、ブラッシング指導などを行う場合があります。

ただし、全員が必ず同じ日にクリーニングを受けるわけではありません。

手術前に対応する必要がある歯科治療の優先順位を考えます

虫歯や歯周病などが見つかった場合も、「手術前にすべて完全に治さなければならない」とは限りません。

手術までの日数、感染の程度、症状、全身状態などを考え、優先度の高いものから対応を検討します。

「クリーニングだけしてもらえばいい」はなぜ違う?

「病院で口をきれいにしておいてと言われたから、クリーニングだけ予約すればいいですよね?」と思う方もいるでしょう。

しかし手術前の歯科受診では、歯の汚れだけを見るわけではありません。

歯の汚れ以外にも確認したいことがあります

虫歯、歯周病、感染源、動揺歯、被せ物、入れ歯なども確認対象になります。

反対に、必ずクリーニングをするとも限りません

口の中の状態や手術までの日数によっては、まず診察やレントゲンなどを優先することもあります。

だからこそ、予約時点では「クリーニング」と処置を限定せず、「手術前に歯科受診を指示された」と伝えることが大切です。

虫歯や歯周病が見つかったら、手術までに全部治すの?

必ずしも、すべての虫歯や歯周病治療を手術前に完了させるわけではありません。

治療の優先順位は手術までの日数でも変わります

手術まで1か月ある方と、数日しかない方では、歯科で選択できる処置が違います。

また同じ虫歯でも、小さく症状のない虫歯と、大きく腫れや痛みを伴っている歯とでは、優先順位が異なります。

「虫歯がある=手術延期」ではありません

虫歯が見つかっただけで、「手術ができなくなるのでは?」と患者さん自身で判断する必要はありません。

歯科側は口腔内の状態を評価し、必要であれば手術病院へ情報を伝えます。

手術を予定どおり行うかどうかの最終判断は、手術を担当する医療機関側で行われます。

グラグラする歯があると手術できない?

グラグラしているからといって、必ず抜歯になるわけではありません。

まず、どの程度動いているか、原因は何か、手術までどれくらい時間があるかなどを確認します。

状態によっては、固定や保護など別の対応を検討する場合もあります。

特に全身麻酔予定の方で、「前歯がグラグラする」「差し歯が動く」「被せ物が外れそう」という場合は、予約時に伝えてください。

手術前に抜歯が必要と言われたら?

術前の診察で保存が難しい歯や感染源となり得る歯が見つかった場合、抜歯を検討することがあります。

ただし、「手術前だから、とりあえず悪い歯を全部抜いてください」と患者さん自身で処置を指定して予約する必要はありません。

手術日までの日数が重要です

抜歯後には傷が治るまでの期間が必要です。

また、出血、感染、服用中の薬、血液検査の結果、全身状態なども考慮します。

そのため、患者さん自身が「手術の○日前だから抜歯しても大丈夫」と判断することはできません。

血液をサラサラにする薬は自己判断で止めないでください

抗血小板薬や抗凝固薬などを使用している場合も、患者さん自身の判断で中止しないでください。

血液をサラサラにする薬を飲んでいる方が抜歯を相談するときの注意点については、別の記事で詳しく説明しています。

実際に抜歯を検討するときには、薬、血圧、レントゲン、体調などを確認します。

抜歯前に薬・血圧・レントゲン・体調を確認する理由も参考にしてください。

もう手術まで1週間しかない!今から歯医者へ行っても意味はある?

「手術まであと1週間しかない」「数日後には入院する」という場合でも、自己判断で「もう遅いから行かなくていい」と考えないでください。

残りの日数によって、できる歯科治療は限られる可能性があります。

しかし、口の中の診察、グラグラする歯の確認、被せ物の状態確認、口腔衛生状態の確認など、残された期間でも確認できることがあります。

病院から歯科受診を指示されたのであれば、まず、「○日に手術予定です」と具体的な日付を伝えて相談してください。

明日が手術なのに歯が痛い・腫れた場合は?

手術直前に、歯が急に強く痛み始めた、歯ぐきが大きく腫れた、顔まで腫れてきた、膿が出る、発熱した、歯が急に大きくグラグラし始めたという場合は、通常の定期予約とは分けて考えます。

歯科医院へは、「明日手術予定で、今日から右下の歯が強く痛んでいます」など、手術日と現在の症状を一緒に伝えてください。

そして、手術が翌日など直前に迫っている場合には、歯科医院への相談だけでなく、手術を受ける病院にも症状が出たことを連絡してください。

歯科医院が口の状態を診察しても、それだけで「明日の手術は予定どおり受けて大丈夫」と決めることはできません。

手術を予定どおり行うかどうかは、患者さんの全身状態や手術内容も含めて、手術担当医側が判断します。

また、顔の腫れが急速に広がる、息苦しい、飲み込みにくい、高熱があるなど強い症状がある場合は、通常の歯科予約を待たず、手術予定の病院を含む医療機関へ早めに連絡してください。

広島市中区立町のブランデンタルクリニックは、立町駅徒歩1分、立町中央ビル4階です。4階まではエレベーターをご利用いただけます。

当院では当日電話受付可・急患同日可です。

ただし、症状や診療状況によってご案内できる時間が異なります。手術日が迫っている方や、急な痛み・腫れがある方は、WEB予約の空きだけで判断せず、まずお電話ください。

「手術前に歯医者へ」は全員同じ内容ではありません

手術前の歯科受診といっても、全員が同じ検査や治療を受けるわけではありません。

がんの手術、心臓血管外科手術、人工関節などの整形外科手術、その他の全身麻酔手術など、予定されている治療はさまざまです。

また、全身麻酔で気管挿管を予定しているか、手術まで何日あるか、現在の口の中がどのような状態か、持病や服用薬は何かなどによっても必要な確認は変わります。

「周術期口腔機能管理だから、この処置を必ずする」というものではありません。

患者さんごとの状況を確認しながら必要な対応を決めます。

受付で「これだけ言えば伝わる」予約例

予約の電話で何と言えばいいか分からない方は、次のように伝えてください。

「○月○日に○○病院の○○科で手術予定です。病院から手術前に歯科を受診するよう言われました。歯医者に渡す書類もあります。どのように予約すればいいですか?」

歯の症状がある場合は、

「○月○日に手術予定で、術前に歯科受診を指示されています。右下の歯に痛みもあります」

と追加してください。

この情報があれば、受付から必要な確認を続けることができます。

よくある質問

Q.普通の定期検診の予約でもいいですか?

病院から手術前の歯科受診を指示されている場合は、「定期検診です」とだけ予約するのではなく、手術前の受診であることも受付へ伝えてください。

必要な診察内容が通常の定期検診と異なる場合があります。

Q.クリーニングだけお願いすればいいですか?

最初からクリーニングだけに限定しない方がよいでしょう。

手術前には、虫歯、歯周病、感染源、グラグラする歯、被せ物などを確認することがあります。

まず診察し、必要な処置を判断します。

Q.いつもの歯医者で大丈夫ですか?

病院から受診先を指定されている場合は、その指示に従ってください。

特に指定がなければ、かかりつけ歯科で対応できる場合があります。

「手術前に歯科受診を指示されている」と予約前に伝え、対応可能か確認してください。

Q.紹介状がありません。予約できますか?

紹介状が手元にないからといって、自己判断で受診を諦める必要はありません。

「病院から口頭で歯科受診を指示されたが、書類はもらっていない」と伝えて、まず相談してください。

必要に応じて、病院側へ追加の情報提供をお願いする場合があります。

Q.歯科で書いてもらった紙はどうすればいいですか?

書類によって異なります。

患者さん自身が病院へ持参する場合もあれば、医療機関同士で情報共有する場合もあります。

受診が終わったときに、「この用紙はどうすればいいですか?」と確認してください。

Q.虫歯が見つかったら手術は延期になりますか?

虫歯があるという理由だけで、一律に手術が延期になるとは言えません。

虫歯の状態、感染の有無、手術内容、手術までの日数、全身状態などを踏まえて判断します。

また、手術を延期するかどうかの最終判断は手術を担当する医療機関側が行います。

Q.グラグラする歯は必ず抜きますか?

必ず抜歯するわけではありません。

動揺の程度や原因、手術内容、手術までの期間などによって、固定や保護を含めた対応を検討する場合があります。

Q.手術まで数日しかありません。行っても遅いですか?

自己判断で受診をやめず、まず手術日を伝えて相談してください。

数日ではできない処置もありますが、口腔内、グラグラする歯、被せ物などを確認できる場合があります。

Q.手術前日にクリーニングを受ければ十分ですか?

一律には言えません。

必要なのがクリーニングだけとは限らないため、病院から歯科受診を指示された時点で、できるだけ早めに予約してください。

Q.入れ歯を使っています。持って行った方がいいですか?

普段使用している入れ歯があれば持参してください。

義歯の状態も手術時の口腔内確認に関係することがあります。

最近緩くなった、壊れた、金具が動くなどの変化があれば、そのことも伝えてください。

手術が決まったら「何を予約するか」より先に手術日を伝えてください

手術前に「歯科を受診してください」と言われると、「検診を取ればいい?」「クリーニング?」「虫歯治療?」と迷ってしまうかもしれません。

しかし、患者さん自身が処置名を決める必要はありません。

まず受付へ、「○月○日に手術予定で、病院から手術前に歯科を受診するよう言われました」と伝えてください。

病院から渡された紹介状や依頼書があれば持参し、お薬手帳など現在の薬が分かるものもお持ちください。

そのうえで、口の中の状態、手術までの日数、病院からの依頼内容、服用薬や全身状態などを確認し、必要な診察・口腔清掃・歯科治療を検討します。

歯科で感染や大きな問題が見つかった場合には、必要に応じて手術病院と情報を共有します。

歯科医院は口腔内を評価して必要な対応を行いますが、予定された手術を実施するかどうかの最終判断は手術を担当する医療機関側で行われます。

病院から歯科へ渡す書類を預かっている場合は、診察後に返書や報告書を病院へ戻す必要がないかも確認しておきましょう。

また、すでに手術や入院を終えたあとに歯科受診が必要になった場合は、退院直後・手術後に歯科を受診するときの予約時の伝え方・確認事項をご覧ください。

ブランデンタルクリニックは広島市中区立町、立町駅徒歩1分の立町中央ビル4階にあります。4階まではエレベーターをご利用いただけます。

WEB・LINE・電話からご予約いただけますが、手術日が迫っている場合や、急な痛み・腫れ・歯の大きなグラつきなどがある場合は、予約フォームだけで判断せずお電話ください。

当日電話受付可・急患同日可です。

参考文献

  1. 厚生労働省.令和8年度診療報酬改定 歯科診療報酬関係資料・周術期等口腔機能管理関連資料
  2. 公益社団法人 日本麻酔科学会.麻酔を受ける患者さんへ「歯の損傷について」
  3. 中尾紀子,鵜飼孝.周術期等口腔機能管理におけるかかりつけ歯科医の役割.保健医療科学.2020;69(4):357-364.
  4. Sakai H, Kurita H, Kondo E, et al. Dental and oral management in the perioperative period of surgery: A scoping review. Japanese Dental Science Review. 2024;60:148-153.
  5. 国立がん研究センター東病院.歯科・がん治療における口腔管理について

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